恋乱日誌(現パロ)
□I treasure you.〜chapter2〜
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あれから帰宅してから早、4時間。
なんとか才蔵さんに手伝って貰いながら課題の束を片付けた。
(お、終わった...才蔵さん教え方は上手いけど間違った時の罰が最悪すぎ..)
リビングのテーブルに突っ伏して何気なく目の前で課題を確認する才蔵さんを見る。
黙々と確認する姿でさえドキッとしてしまう.....
じっと見つめ過ぎたからか視線に気付いた才蔵さんがこちらを向く。
才蔵「なに。そんなに罰が良かったの?」
妖しい微笑みを浮かべる才蔵さんに首を振り否定する。
優「罰が酷すぎますよ...間違えた数だけキスマークだなんて...」
そう、才蔵さんが私にだした罰は間違えた数だけキスマークを付ける事。もちろん付ける場所は才蔵さんの気まぐれ...
しかもその罰を言われたのはもう課題の終盤なわけで..ただでさえ英語が苦手な私は当然間違いだらけ...もう何箇所痕を散らされたのかすらわからない...
目の前で愉しそうに笑う才蔵さんを睨みつけると思って無さそうに怖いねぇ。と言われる。
反論しようとした時才蔵さんの手元にある携帯が振動する。
(まただ...)
普段なら才蔵さんは手元にあまり携帯を置かないし鳴ってもすぐにチェックしない。
それなのに今日は帰ってきてから必ず手元に置き鳴ればすぐに見ている。
自分の考えすぎかと思うが携帯を見つめる才蔵さんの眼差しは優しい。
そういえば最近は触れ合いも軽くしかない....キスも頬や額...抱き締めも減った...キス以上の触れ合いは最後にしたのはいつ?
考えれば考えるほど不安と嫌な予感が頭の中を支配する。
優「....才蔵さん..私疲れたので先に休みますね...」
普段なら引き止めてくれる....そう信じていた私に才蔵さんは目線だけ寄越す。
才蔵「お疲れさん。おやすみ」
それだけ言うと才蔵さんは携帯に目線を戻した。
その姿を見ていると胸が張り裂けそうで私は逃げる様に寝室に向かった。