書物
□姫様の悩み事
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---散々才蔵さんに愛された後気付けば明るかった外が暗くなっていた。
「..知りたいなら団子持って幸村に渡さないで俺の所に来なよ。」
いつの間にか褥で私を抱き締めながら不機嫌そうな声が掛かる。
「幸村には買った甘味でも渡せばいいでしょ。」
不機嫌な理由に心当たりがあり私は才蔵さんに尋ねた
優「さ、才蔵さん..やきもち妬いてます?」
「なに。抱かれ足りないなら期待に応えるけど」
私が小さく呟くと才蔵さんはにっこりと意味有り気に微笑みながら慌てる私を抱き締め続けたのだった。---