書物

□夜道のあの人
5ページ/6ページ

部屋の灯りは才蔵さんによって消され微かな月明かりが私の身体を照らす。

優「んっ..さ、才蔵さんっ、これ外してください…」

お仕置きという事で私は才蔵さんに手首を帯で縛られ身動きが取れない中身体の至る所に口付けを受けていた。

才蔵「面白くないでしょ。」

ニヤリと笑いながら胸に口付けられキツく吸い上げられた。

優「ぁっ....!」

急な刺激に思わず身体が震える。

スルスルと才蔵さんの手が降りていき愛撫によって熱が集まる下肢へと才蔵さんの手が伸びる。

しかし内腿や足の愛撫ばかりで欲しい刺激は与えてくれない。

優「ゃ..なんで..」

涙ぐみながら訴えると才蔵さんは呆れたようでも愉しそうに笑った。

才蔵「はぁ..泣かないでよ。仕置きにならないでしょ。でもまぁ、俺もこれ以上は持たないし。」

そう言った才蔵さんは今迄触れなかった蜜壷に指を入れた。

優「ぁっ、ちが..」

望んでいた刺激ではない事につい本音が漏れた。

才蔵「へぇ?違うなら何が欲しいのさ」

クスクスと笑いながら差し入れた指をぐるりと掻き回す様に動かす。

優「んぁっ..さ、さいぞうさ..っ..」

散々焦らされた私は早くも絶頂を迎えそうになっていた。

身体がビクビクと震えると才蔵さんは指の動きを止めた。

優「ぁ..なん、で…」

グルグルと渦巻く解放されない熱に涙が流れた。

才蔵「さっきの質問の答え聞いてないよ。何が欲しいの。」

熱の含んだ瞳で射抜くように見つめられると言わないわけにはいかない。

優「さ、才蔵さんが..欲しい、です..いっぱいに、して下さい…」

恥ずかしさに逃げ出したくなるのを堪える。

才蔵「...お誘いどーも。」

ニッコリと笑った才蔵さんはそう言ったのと同時に指を引き抜き代わりに熱い昂りが差し込まれた

優「あぁっ..!」

才蔵さんの昂りを受け止めたと同時に渦巻いていた熱が一気に爆せた。

ビクビクと身体をしならせながら絶頂へと達した私の身体を才蔵さんは優しく抱き締めてくれる。

才蔵「悪いけどもう少し頑張りな。」

軽く啄む様な口付けを受けながら頷く事しか出来ずにいた私に優しく微笑みながら才蔵さんは激しく腰を打ち付けた。

優「ゃ、ぁっ、んっ…!」

絶頂を迎えた身体は敏感に反応し才蔵さん自身を締め付ける。

才蔵「っ..」

額に汗を滲ませながら低く呻く姿は誰が見ても妖艶でカッコいいと思ってしまう。吸い込まれる様に見つめていると熱を含んだ瞳に見つめられた。

才蔵「お前さん余裕だねぇ。」

そう言った才蔵さんは先程よりも激しく動きそれが才蔵さんも絶頂が近い事の合図。

優「んっ、さ、いぞ、さっ、また、イっちゃ、ぁっ」

才蔵「イきなよ。俺も...」

最後の最後に最奥を突き上げられ私は再び絶頂を迎えた。

優「あぁっ、っ、」

私が絶頂を迎えたのと同時に最奥に熱い熱が広がるのを感じ私は意識を手放した。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ