ごくせん

□6話
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次の日
零 おはよう・・。
日向 零はよー!
タケ やっぱりフード被るんだね・・w
隼人 どうなった?
零 ・・・ああ、高校にいる間は自由にしろって。だけど、卒業後はすぐに父さんの言う通りになれってさ。
竜 そうか・・。
零 だけど、卒業後までは一緒だから、いい方だと思うよ。
ツッチー それもそうだな!
零 じゃあ、私ちょっとやることがあるから。
零はそういって教室をでていった。
廉・大和・竜 ・・。
大和 俺次の授業さぼるわ。
廉 え?おい!
神谷 行っちゃった。
_______________
屋上
大和 なんで泣いてんだよ?
零 え・・・?
大和 よう。
大和は、零の横のフェンスにもたれ掛かる。
零 緒方大和くん・・・だっけ?
大和 ああ。
零 なんできたの?
大和 なんとなくかな?
零 そっか。
大和 俺にはなにもわかんないけどさ。
零 ?
大和 隼人と竜には話したら?
零 無理だよ・・。
大和 なんで?
零 あいつらには面倒かけられないよ。
大和 じゃあさ。
零 なに?
大和 俺に聞かせてよ。
零 え?
大和 俺の家もお前とは違うけどそれなりに厳しいからさ。ちょっとくらいなら相談にのれるかも。
零 ・・・ありがと。なら、聞いてくれる?
大和 ああ。
零 昨日の夜、話が終わった後、父さんが電話してるの聞いちゃったんだ。
大和 どんなの?
零 許嫁も決まってて、私の人生が何もかも決まってるってさ。
大和 ・・・。
零 私の人生はさ、私のものじゃん?
大和 ああ。
零 全部決められてたら、私の人生ってなんだろう?って思ってさ。
大和 お前も大変なんだな・・・。
零 そうなのかな?
大和 ああ。でもさ、だれに決められても、それに従うか従わないかはお前の意思だろ?いやなら抵抗してみてもいいんじゃねーの?
零 あ・・確かに・・。
大和 お前の人生決める権利は、お前以外誰も持ってねーよ。俺も、隼人も、竜も、廉も、もちろんお前の親父さんもな・・・。
零 そう・・だね・・。
うん、そうだよ❗
大和 元気でたか?
零 うん、ありがと‼
大和 お、おう・・・ドキッ
(今なんで、ドキッってしたんだ?俺は女は興味ねーぞ?)
零 一回父さんに話してみるよ。・・・教室もどろう?
・・・えっ・・・?
大和は零を抱き締めていた。
零 緒方・・くん?

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