ごくせん

□5話
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_____数年前_______
隼人・竜母 ほら、この子が零ちゃんよ。仲良くなさい。
隼人 零??
竜 だれ?
竜母 お父さんの知り合いよ。 
竜 ふーん・・・
3人になると。
隼人 零、俺は隼人。よろしくな。
竜 俺は竜だ。
零 隼人?竜?・・・私は零です。・・・よろしくね・・・
隼人・竜 おう!よろしく!
_______________
隼人 零は、いつも俺らを守ってくれていてさ
竜 表では俺らが零を守ってたけど、俺らが不良に絡まれた時とか、親と喧嘩したときとか、1人でいって、必ず勝って帰ってきてた。
隼人 小学校入っても、零がいつも勉強教えてくれてた。
竜 あいつは、優秀すぎて飛び級してたし。
隼人 まあ、あいつは私立の小学校通ってたから、タケは知らなかったんだろうけど・・・。
_______________
そんなある日、3人で変わらず遊んでいたとき。
大人 危ない‼
暴走車が隼人目掛けて突っ込んできた。
竜は避けたけど、隼人は恐怖で足が動かない。
零 隼人っ‼
零は咄嗟に隼人を突き飛ばし、車の前に出た。
隼人・竜 零っ⁉
ドーン!!!!!!!!!!!!
思い切り零に突っ込んだ車は、そのまま止まった。
野次馬たちが見るさきには、フロントガラスが割れて、そのなかで運転手に空手技をきめる零
と、その左腕に刺さった大きなガラスだった・・・。
隼人・竜 零っ❗
_______________
隼人 このことで、零の親父さんは俺らにあいつに会うことを二度と許さなかった。いや・・・竜は、会った。俺が、許されなかった。
竜 俺も一回だけだ。・・・とにかくそのあと、あいつはアメリカにいって、俺らはここにいる。
_______________
あまりに重い話に、教室中が固まる。
隼人 零は、一回だけ親の目を盗んで手紙を送ってきた。それによると、あいつはハーバード大学に入学して、1年で卒業資格を得たらしい。あいつには、俺らは必要ないんだ。
竜 あいつの人生に俺たちみたいのがいたらダメだから。俺らは初恋も全部隠す。
隼人 絶対にな・・・。
土屋 お前ら・・・
タケ 竜、隼人・・・。
竜 俺らがこのこと話した事あいつには内緒な。
大和 ああ・・・。

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