01/24の日記

23:35
日記
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覇眼4が来る前、アシュタルの昏眼の説明がある前に妄想していてボツにしたお話を掘り出したのでちょっとのせて見ました。
何故かイリシオス×アシュタルです。


ギンガ・カノンが何を考え、何のためにそんな事をしたのか、それはもはや誰にも分からない。
だが、彼女の手によって植え付けられた覇眼は、多くの人間を暴走させ、新たな争いを招き、様々な悲劇と惨劇を量産していた。
そんな中で、棚ぼた的にギンガ・カノンと同じく原初の覇眼を手にすることになる者が現れた。
ギンガ・カノンと違い他人に覇眼を植え付ける事は出来ないが、植え付けられ暴走した覇眼を鎮める事が出来た。
彼はその力を使い、数多の覇眼の戦士を救い、その人柄から彼らの人望を得るようになり、いつしか『覇眼王』と呼ばれるようになった。
その男の名は、イリシオス・ゲーという。


「覇眼王ね〜王族でも何でもない田舎の一領主が大層な言われようだな」

呆れたように言う青年を咎める事もなくイリシオスは低く笑う。

「この俺にそんな口を叩くのは今となっては貴様くらいだ、アシュタル・ラド」

イリシオスの右目に宿る『原初の覇眼』は覇眼を持つものにしか作用しない覇眼だ、他の覇眼を鎮める事も暴走させる事も出来る、つまり覇眼を持つものは彼に逆らう事など出来ない筈なのだが・・・・
何故かラドの持つ覇眼はその右目の覇眼の力が通用しなかった。
ラドの昏眼・・・『守護と断罪の覇眼』と言われるのはその為だ。
誰も逆らう事の出来ない覇眼の王。
その王の命令に逆らう事もいさめる事も出来る唯一の存在。
そのため、彼は常に覇眼王の側にいる。
彼の役割は『守護』と『断罪』そのための『剣』だ。

「お互い貧乏くじをひいたな」

そう言って綺麗に笑うアシュタル。

「そうでもない(お前が側にいるのなら)」

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