リクエスト小説
□癒し²
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渡辺side
私はねるちゃんが好き。
瑠依ちゃんが、いつもねるちゃんとの恋の相談にのってくれた、頼りになる、優しいメンバー。
いつものように、瑠依ちゃんに相談してたら、
『ねるさ、ぺーちゃんのこと好きだって。』
なんて言ったら、目を見開いて、しばらく固まってた。
なんて瑠依ちゃんは言ってた。
………ねるちゃんが、私のことを好き。
始めは、信じられなかった。
だって、両想いなんて言う、そういう少女漫画的な展開はある訳ないし。
でも、それがほんとならいいな、なんて思ってたりしてた。
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それから、ねるちゃんがよく私の隣に座ってくることが、増えてきた。
それだけで、すごくドキドキして、うまくねるちゃんの顔を見れなかった。
でも、私の顔が熱を持っているのは、分かっていて、でも、ねるちゃんも少し顔が紅くなっていて。
ねるちゃんのスマホに着信が来て、しばらくすると、ねるちゃんの顔がもっと紅くなっていって。
瑠依ちゃんの言ってることは、ほんとだったんだ、って今分かった。
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ねるちゃんが私に話すチャンスを与えてくれている。
私が今ここで、「好き」って言う2文字を言ったら、ねるちゃん驚くかな。
あの時瑠依ちゃんは、
『悪い方向には絶対行かないから』
なんて宣言してた。
梨加「………」
もう、この際、当たって砕ければ、きっと、なんとかなる。
梨加「………私…………ねるちゃんのことが……………好き…」
ねる「…………うん。知ってた」
梨加「………えっ、」
知ってたの?じゃあ、ああやって私の隣に来てくれてたのも、全部計算だったの?
ねる「でも………改めて言われると………
すんごい恥ずかしい///」
梨加「…………///」
よかった。
瑠依ちゃん、悪い方向じゃなさそうだよ。
だから、もう1歩、進んでみるね。
梨加「……ねるちゃんの………ことが…好きだから………私と……付き合ってください………///」
ねる「……うん!……喜んで!/////」
梨加「んふふ、ねるちゃん顔真っ赤」
ねる「ぺーちゃんだって顔真っ赤やけん」
ねるちゃんの、綺麗で、真っ白で、繊細なその肌が、紅く染まってる時の顔は、可愛くて、でもどこか大人っぽい感じがして。
ねるちゃんのふわふわした声とか、
笑った時に、ふにゃって、柔らかく細くなる目とか、デレって笑う感じとか、真剣に見つめられると、目を逸らせないその優しい目力とか。
こんなにも、挙げてるのに、まだまだ沢山、ねるちゃんの好きなところがあって。
こんなにも好きなんだ。
ねる「ぺーちゃん〜ちゅー」
梨加「わっ、ちょっと…ねるちゃん…」
ねる「ちゅー、ちゅー」
梨加「んん……」
でも、やっぱりどこか小悪魔な感じがして、可愛らしい、ねるちゃん。
初めてが、私と。
なんて、ものすごく恥ずかしい。
ねる「……いいの?」
梨加「…うん」
ねる「ふふっ……やったぁ〜」
梨加「んん……」
ねる「ぺーちゃん、こっち向いて?」
梨加「……んん………」
ねる「…………」
梨加「………ぁ、………」
ねるちゃんとの距離がどんどん縮んで、ねるちゃんの綺麗な顔が、近づいてきて、もう少しで、ゼロ距離。
ねる「………ん、…」
梨加「……っ、……ん、…」
ねる「…っ、……!?、…ん……」
梨加「ん……んっ、……」
少し長めの、ちょっぴり大人なキス。
ねる「んんっ………っ、……ぺーちゃん……/////」
梨加「…っ、……ねるちゃん、可愛かった」
ねる「言わんといて………/////」
梨加「んふふ、顔真っ赤」
ねる「むぅ〜……///」
こうやってねるちゃんは、癒してくれる、私の、大切な、彼女。
今さっき、誰よりも大切な、存在になった。
もちろん、メンバーも大切だけど、
こんなこと言っていいのか分からないけど、メンバーよりも、何百倍も大切。
ねる「ぺーちゃん、みんなに報告しよ?」
梨加「うん」
2人で、幸せな道をいつまでも歩けそうな、
そんな感じがしたんだ。
end