リクエスト小説

□癒し²
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渡辺side


私はねるちゃんが好き。

瑠依ちゃんが、いつもねるちゃんとの恋の相談にのってくれた、頼りになる、優しいメンバー。


いつものように、瑠依ちゃんに相談してたら、


『ねるさ、ぺーちゃんのこと好きだって。』


なんて言ったら、目を見開いて、しばらく固まってた。
なんて瑠依ちゃんは言ってた。

………ねるちゃんが、私のことを好き。

始めは、信じられなかった。
だって、両想いなんて言う、そういう少女漫画的な展開はある訳ないし。

でも、それがほんとならいいな、なんて思ってたりしてた。



*************



それから、ねるちゃんがよく私の隣に座ってくることが、増えてきた。
それだけで、すごくドキドキして、うまくねるちゃんの顔を見れなかった。

でも、私の顔が熱を持っているのは、分かっていて、でも、ねるちゃんも少し顔が紅くなっていて。

ねるちゃんのスマホに着信が来て、しばらくすると、ねるちゃんの顔がもっと紅くなっていって。


瑠依ちゃんの言ってることは、ほんとだったんだ、って今分かった。



************



ねるちゃんが私に話すチャンスを与えてくれている。

私が今ここで、「好き」って言う2文字を言ったら、ねるちゃん驚くかな。

あの時瑠依ちゃんは、


『悪い方向には絶対行かないから』


なんて宣言してた。


梨加「………」


もう、この際、当たって砕ければ、きっと、なんとかなる。


梨加「………私…………ねるちゃんのことが……………好き…」

ねる「…………うん。知ってた」

梨加「………えっ、」


知ってたの?じゃあ、ああやって私の隣に来てくれてたのも、全部計算だったの?


ねる「でも………改めて言われると………
すんごい恥ずかしい///」

梨加「…………///」

よかった。
瑠依ちゃん、悪い方向じゃなさそうだよ。
だから、もう1歩、進んでみるね。


梨加「……ねるちゃんの………ことが…好きだから………私と……付き合ってください………///」

ねる「……うん!……喜んで!/////」

梨加「んふふ、ねるちゃん顔真っ赤」

ねる「ぺーちゃんだって顔真っ赤やけん」


ねるちゃんの、綺麗で、真っ白で、繊細なその肌が、紅く染まってる時の顔は、可愛くて、でもどこか大人っぽい感じがして。
ねるちゃんのふわふわした声とか、
笑った時に、ふにゃって、柔らかく細くなる目とか、デレって笑う感じとか、真剣に見つめられると、目を逸らせないその優しい目力とか。


こんなにも、挙げてるのに、まだまだ沢山、ねるちゃんの好きなところがあって。

こんなにも好きなんだ。


ねる「ぺーちゃん〜ちゅー」

梨加「わっ、ちょっと…ねるちゃん…」

ねる「ちゅー、ちゅー」

梨加「んん……」


でも、やっぱりどこか小悪魔な感じがして、可愛らしい、ねるちゃん。

初めてが、私と。


なんて、ものすごく恥ずかしい。


ねる「……いいの?」

梨加「…うん」

ねる「ふふっ……やったぁ〜」

梨加「んん……」

ねる「ぺーちゃん、こっち向いて?」

梨加「……んん………」

ねる「…………」

梨加「………ぁ、………」


ねるちゃんとの距離がどんどん縮んで、ねるちゃんの綺麗な顔が、近づいてきて、もう少しで、ゼロ距離。


ねる「………ん、…」

梨加「……っ、……ん、…」

ねる「…っ、……!?、…ん……」

梨加「ん……んっ、……」


少し長めの、ちょっぴり大人なキス。


ねる「んんっ………っ、……ぺーちゃん……/////」

梨加「…っ、……ねるちゃん、可愛かった」

ねる「言わんといて………/////」

梨加「んふふ、顔真っ赤」

ねる「むぅ〜……///」


こうやってねるちゃんは、癒してくれる、私の、大切な、彼女。

今さっき、誰よりも大切な、存在になった。

もちろん、メンバーも大切だけど、
こんなこと言っていいのか分からないけど、メンバーよりも、何百倍も大切。


ねる「ぺーちゃん、みんなに報告しよ?」

梨加「うん」



2人で、幸せな道をいつまでも歩けそうな、
そんな感じがしたんだ。





end
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