リクエスト小説

□イジワルなくせに
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カチャ

パタン

ガチャ


理佐「………ぅん……まな、か……」

愛佳「はいはい、ここにいますよ〜」

理佐「…………ん?あれ?まなか?」

愛佳「へ?どうかした?」

理佐「あれ?……なんか、誰かに持ち上げられた気がして、起きたら、まなかがいて、別の部屋にいる?」

愛佳「へ?りさ今まで寝ぼけてた?」

理佐「……ん〜……わからん……ん〜……まなかに甘えられるならいいや〜……」

愛佳「………」


えぇ〜私のS心くすぐられる……


愛佳「……りさ、1回離れて」

理佐「……ん、どうしたの?」

愛佳「お菓子取ってくるから待ってて」

理佐「は〜い」


ガチャ

パタン


ダッシュゥゥウウウゥウウウウゥウゥゥゥウウウゥウウウウウゥウウゥ!!!



カチャ!


愛佳「ハァハァ……」

『おかえり。お菓子ならほい。』

愛佳「ハァ……ありがと………っ?」

『いってら〜
(全部聞こえてるからね〜)』

愛佳「……ん、」


カチャ


またダッシュゥゥウウウゥウウウウゥウゥゥゥウウウゥウウウウウゥウウゥ!!!


カチャ!

バタン!

ガチャ


愛佳「ハァハァ…………ハァハァ…」

理佐「まなか?大丈夫?」

愛佳「ちょっ、待って……ハァハァ…」

理佐「………」

愛佳「……ふぅ、大丈夫だよ。」

理佐「お菓子、食べたい」

愛佳「いいよ?ちょっと待って……」

理佐「〜♪」

愛佳「んじゃ、あーんしてあげる。ほら、おいで?さっきみたいに座って。」

理佐「………っ、///」

愛佳「はい、あーん」

理佐「あ、あーん」

愛佳「(ちょっと止めてみよ)」

理佐「……?あなか、あやくして(まなか、はやくして)」

愛佳「え〜……やっぱ、チョコだから、口移しね」

理佐「………へ?うほでほ?(え?うそでしょ?)」

愛佳「りさ、口開けたまんまでいいよ。」

理佐「あ〜い(は〜い)」

愛佳「………ん、」

理佐「……ん、ぁ、…………」

愛佳「……ん、美味しい?」

理佐「……分かんない」

愛佳「んじゃ、味が分かるまでやってあげる」

理佐「………ぅ、……うん」

愛佳「ほい、りさ」

理佐「……んん、ふっ、…ん、」

愛佳「……はい、今度こそ、美味しい?」

理佐「……‼うん」

愛佳「(……?さっきの間はなんだ?)
よかった。でも、残りのお菓子もそうしよっか」

理佐「……え、ちょっと……待って……恥ずかしすぎて……死にそう……」

愛佳「大丈夫だよ。私しかいないから。」

理佐「……うぅ、……瑠依、絶対聞いてる……」

愛佳「大丈夫。後でぶっ飛ばしておくから」

『……大丈夫だよ。聞いてないから。(聞こえちゃうだけだからね!ほんとに!)』

理佐「……なら、いいや。ん、ちょーだい。」

愛佳「…っ、はい」

理佐「ん、……んふふ、美味しい。……じゃあさ、2人の時はさ、こうやって食べさせて?」

愛佳「(えぇ!うそでしょ!これ、夢じゃなきゃいいな……)
もちろん!いいに決まってるわけないじゃん!」

理佐「え、イジワル……」

愛佳「うそだよ!冗談!いいよ!いいに決まってる!」

理佐「ん〜……よかった……」

愛佳「おやすみ……お嬢様」

理佐「おやすみ……王子様」

愛佳「(うっ!……可愛いぃいいぃいいいぃいいぃぃい!!)
…私も寝よっと。」

理佐「……ぅん…まな、か……スースー」ギュッ

愛佳「ははっ、可愛い。」


いや〜幸せ!…あ、起きて戻ったらちゃんと瑠依ぶっ飛ばさなきゃね。


『聞こえちゃうだけじゃん……しょうがないじゃん……』


しょうがなくないかな、うん。
瑠依の耳が良すぎるせいだからね。


『えぇ〜勘弁して〜』


end
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