リクエスト小説

□隠れて……
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志田side


みんなは驚くのだろうか。
私と、理佐が付き合ってるなんて知ったら、どんな顔をするのかな。

そうこう考えていると、理佐との待ち合わせ場所に着いた。
理佐はもうとっくの昔に着いて待っている様な、そんな感じだった。
そして、私と目が合うなり、微笑んで、こっちに駆け寄って来る。
この行動が朝一番でめちゃくちゃきゅんってする。


理佐「おはよ」

愛佳「おはよ……ふぁ〜あ……」

理佐「ふふっ……眠そう(笑)」

愛佳「眠いよ……」


こんなたわいもない話も、教室では出来るわけもない。

……だって、私と理佐が付き合ってるのが他のグループなんかにバレたりしたらたまったもんじゃない。

だから、2人で内緒にしようね、って約束した。


理佐「今日さ、放課後どっか行く?」

愛佳「行こっか。どこかいい場所ありそう?」

理佐「最近新しいカフェ出来たんだって。そこ行ってみようよ!」

愛佳「ハハハッ…いいよ。随分楽しみにしてるね。」

理佐「久しぶりだもん!制服デート
なんて!」

愛佳「んー…考えてみたらそうだね。
…………あ、」

守屋「……ゆっかー……まだかな………」


放課後の制服デートの計画を色々と考えていたら、目の前には誰かと待ち合わせをしている、私のグループのリーダー、守屋茜がいた。


理佐「……遠回り出来たらな……」

愛佳「……!…理佐、あそこ!遠回りして行こ!」

理佐「あっ、ちょっと愛佳…!」


理佐が遠回りしたいなんて言うから何処か他の道を探していたら、なんか丁度いい、遠回り出来る、誰にもバレなさそうな道を見つけたから、そこを歩いて行く。


理佐「……あ、ここって前にも通ったことあるかも。」

愛佳「…あ、言われてみれば確かに。」


良かった〜……多少の近道にもなりそうだし、それまで誰にも会うことが無さそうだから、ジャマされないで済む。


愛佳「理佐……」

理佐「ん?どうしたの?」

愛佳「……その……さ、」

理佐「……?うん」

愛佳「明日さ、……デート……しませんか……?」

理佐「………!ほんとに!?」

愛佳「うん……久々にしたいなって……思って……///」

理佐「やった〜!行く!もちろん行く!」

愛佳「良かった……」


カシャッ


?「……んん、…あ、…撮れた……
……んふふ、……相変わらず仲いいな……理佐ちゃんと志田さん……」

愛佳「行こっか」

理佐「うん!」

?「あ、行けない。遅刻しちゃう!」


しばらく、理佐と話しながら学校に向かってる途中で、誰かが猛ダッシュで走っていったけど、めちゃくちゃ遅かった(笑)


愛佳「……あの子さ、足遅くない?(笑)」

理佐「ほんと(笑)……ぷっ、……くくっ………ハハハッ!」

愛佳「ちょっ、理佐……笑っちゃ…、……ハハッ!」

理佐「ハハハ!!」

愛佳「ちょっと……理佐……ハハハッ!……お腹痛……ハハハッ!!」


なんでこんなのでツボに入ったのか分からないけど、理佐とめちゃくちゃ笑ってた(笑)


笑いながら学校に向かって、学校に着いた頃には、理佐は涙が出る位笑ってて、顔が真っ赤だった。
その事を言ったら、愛佳も一緒だよって言ってきて、また2人で笑い合った。


愛佳「ハハハッ!………はぁ〜………疲れた……」

理佐「私も疲れた……」

愛佳「ふふっ、じゃあ先行くね。」

理佐「うん。じゃあ放課後、教室で待っててね」

愛佳「りょーかいしました!」


ここで理佐とは一旦お別れ。
お別れと言っても、付き合ってることがバレないようにバラバラで教室に入るだけだけど。


朝は教室入る時はバラバラだけど、放課後は、教室に私達が残るまで待って、一緒に帰ったり、遊びに行ったりしている。


………時折、……お家デートもしてる。
……そりゃあ、まぁ、……私の家とか、理佐の家とかで………まあ……恋人らしいことも…するからね?


…あ、考えてる内に教室着いちゃった。まぁいいや。
放課後楽しみだなぁ〜♪
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