D.G-SS TitleW
□ねぇ、とだけ呼び掛ける権利
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人で溢れる食堂にて。
「あれ」
「あら、アレンくん」
活動的なツインテールを揺らして彼女が振り返った。
「アレンくんも今から食事?」
「はい」
「じゃあ一緒に食べましょ」
後ろに並びながら応えると、にっこり笑って誘ってくれる。
「じゃあお言葉に甘えて」
微笑み返して順番を待つこと暫し。
「あ〜ら、リナリー。ちょうど良かった」
彼女を認めたジェリーさんが
「え、なぁに?」
「中国の方のね、お茶が手に入ったんだけど。どうかしら?」
「ねぇ」
「中国のお茶が入ったんですって。飲む?」
「アレンくんは?」
「…え、あ、ハイ。頂きマス…」
「じゃあジェリー、三つね」
「了〜解♪」
「…神田と一緒に食べる約束してたんですか」
「ううん、違うわよ。なんで?」
「…いえ…」
蜜村はこれと同じような場面を学校で見たことがあります。
すんごいびっくりしました(笑)
「え、何!?今のやり取り!?」みたいにうろうろしましたヨ(^v^;)