種
□それは死神にも似て―
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アスランの体調は順調に回復しているものの
まだまだ休息が必要だ。
それでも 彼が起きることを期待するかのように
時間の許す限り 彼の傍にいる。
ゆっくりと触れたアスランの手は暖かい。
いつも彼の手の方が温かくて
キラは冬になると それを言い訳によく手を繋いでいた。
アスランからしてみれば
キラの手は冷たかっただろうに
それでも彼はキラが手を握ると
嬉しそうに笑っていた。
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