□それは新たな
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この手に差し出された幸福が怖い。
また離れてしまいそうで


「明日?」「うん」
壁にかけてある白を基調とした軍服を見やる。
今度はキラが着ることになる以前の自分が着ていたものと同じデザインのそれ。
違うのは その色。
「そんな顔しないでよ」
キラはこっちを見て幼いままの顔でほわりと笑う。
「キラ・・・」
わかっている。
彼は誰よりも強い。
もはや戦争は起こらない。
だけど・・・もし彼が・・・
俺の知らないところで・・・
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