□where you want to go
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「ならないだろ?」
「えぇ!?何で?」
「お前な…オーブとプラントが対立するなんてあると思うか?」
キラは疑問を表すように首をコテンと傾けた。
「ないでしょ。カガリとラクスがトップなんだし」
「だろ?なら行き来なんて楽にできるじゃないか」
「でもっ!!」
「お前のことだ。絶対MS使ってでも来るんだろ?」
「・・・そんなことする訳ないじゃん!!」

いや、やるだろ。お前は平然と
それに慌てふためく周りの様子すら目に浮かぶ。
「とにかくあまり周囲に迷惑かけるなよ」
「かけないよ。もう子供じゃないんだから」
そう笑い飛ばす彼は既にもう数回は書類仕事を放り出しかけている。
「無理だよ。こんなの終わるわけないじゃん!!」という幼年学校の頃と全く同じ文句を言って、だ。
俺が傍にいるからまだ宥めて(なだめて)やれるものの
俺と別の軍に所属しても大丈夫なんだろうか?
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