震えを克服
この苦しみから逃れたい
解放されたい。

あがいては苦しみ、落ち
もがいては苦しみ、落ちまくりで

ずっとずっと、あがいてはもがき
苦しみの負のスパイラルの繰り返しでした。

いろんな本を読んでみたり
心理学、自己啓発、果てには
スピリチュアルな世界に助けを求めてみたり。

でもよくよく考えると
私の場合は元々震える体質(本態性振戦)
でもあったので
「震えなくなること」が目標ではないこと。

それに気づいたこともここ最近です。
どれだけ混乱していたのでしょう(笑)

震えがあるから辛い。
震えるからやりたいこともできない。
震えがあるからスタートラインにも立てない。
震えがあるから幸せじゃない。
震えさえなければ。

なにかある度
そういった観念がずっと頭を覆っていました。

うすうす気づいてはいましたが
震えを克服するということ、に
あるとき違和感を感じ

震えることが問題であるという
私の中の執着心やコンプレックス?を
手放してみました。
これは許すという感覚に近いです。

震えを許す。
または癒す。かな?
うまく言えたらいいのですが

手放しても今までの私とは表面的には
なにも変わってはいません。

相変わらず不便ですし
隠していたことが人前であらわになったときの
なんとも言えない気持ちも未だにあります。

けれど、落ち込んだり
気持ちが大きく乱れることはなくなり
場面やその後の心持ち
自分がどう対処していくのか
そう考えるようになりました。

震えが日々の中で軽くなったり
重くなっても一喜一憂することもなくなり
ずいぶん心は軽やかになりました。


なによりも今まで震えを克服することに悩んで
あがきまくって、もがき苦しんでいたので

克服すること自体を諦めたら対象がなくなり
寧ろ、震えに悩むことができなくなるということ。

・・なんだソレ!とツッコまれそうです(笑)


それから私は震えを治そうとする為に使っていた時間を
同じように苦しんでいる方と共に
何かできることはないかと考えるようになりました。

諦めるということは思いきる。
そういう意味もあるような気がします。

これは35年震えで悩んだ私という
ほんの一例だと思ってください。

苦しみの着地点は人それぞれ
克服、寛解
あれもありこれもありでいいと思っています。

今、私の心はわりと穏やかです。


注・相変わらず今日も震え続けています(笑)

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