短編
□変わらない想い
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-次の日-
鈴は、有給休暇申請書を提出しに行くため、三番隊隊舎に向かった。三番隊隊舎に入ると、
僅かに市丸と宮前美貴の霊圧を隊首室から感じた。
隊首室の扉を開けて目の前に飛び込んできものに絶句した。
そこには、裸で抱き合って寝ている市丸と市丸に腕枕してもらい寝ている美貴が居た
見るもの辛く、顔を伏せて隊長机に申請書を置いて、出る前に市丸に『またね』と言い残し、その場を後にした。
-就業時間-
吉「市丸隊長おはようございます(..)」
市「おはようさん、何でそんなに落ち込んでるん?それより、イヅル鈴ちゃんどこぞ具合悪いん?」
吉「新垣君なら少し風邪ひいたらしいのでお休みくださいって言ってましたよ」
そう言われた、市丸は少し変な感じがしてもう一度吉良に聞いてみた
市「なぁ、イヅルほんまに鈴ちゃん具合悪くて休んでるん?」
吉良は少しイライラしながら『だからそう言ってるじゃないですか?』
市「これには、『もう来ません』って書いたーるよ?しかも、『またね』って」
吉良は少し不安になりながら出る準備をしていた。吉良には、思い当たることがあり彼女がどうするのか、なんとなく分かっていた。
吉「そんな‼新垣君!?隊長も一緒に来てください!」
吉良は市丸にも早く連れて行く為に手を引っ張った
吉「四席・六席・七席!集まってくれ!」
四・六・七「はい!」
吉良はすぐに三人にある人物たちを連れて、彼女の部屋に来るように指示した。
席官三人は、すぐに出て行った。
そして、市丸とある人物の許に瞬歩で行った
市丸は、行く場所が分かり『こっちは!』と言った。
吉「そうです、新垣君の部屋です。それと、風邪というのも嘘です」
と言いながら瞬歩で向かっていたが、近づくにつれて不安が的中していった
吉「新垣君!」
吉良は躊躇なくバンッ!と開け、そこには変わり果てた鈴の姿があった
吉良は脈をとったが遅かった
吉良は、少しの間俯いてそして市丸の方を向き涙を堪えながら首を横に振った
市丸は、扉の所から動けなかった