恐怖映画

□小ネタ集 ∇フレディ
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【君の名前を呼びたい】

なんと今更ながら、フレディさんの本名がフレッド・クルーガーだと知った。
フレディは愛称だったらしい。フレッドと聞くとまぁなんとも人間らしい名前だなぁと思い、早速読んでみようと思う。

当の本人は私を夢に連れ込んで色とりどりのケーキを物色している。
「なまえ、お前はどれがいいんだ?」
『フレッドさんの好きにしていいよ』
「えっ」
『えっ』
「………」
『や、あの…うん?』
「…あ、あぁ、じゃあお前の好きなチョコレートケーキでいいな?」
『こんな時に限ってスルーしないでくださいよ何ですかこれ何なんですかこのこっ恥ずかしい空気』

何なんだはこっちのセリフだバカ娘、いい歳こいてにやけ抑えんので必死だよちくしょう。


【デジャヴを感じる】

「よぉ、そのドーナツよく喰ってるよな」
『あぁフレンチ・クルーラーですか?』
「好きなのか?」
『ん〜、それ程でも無いです。私オールドファッション派なんで』
「何でそれ喰ってんだよ。」
『何かフレディ・クルーガーっぽくないですか?』
「発音だけだろ」
『フレディさんに会えない時、何だか無性に食べたくなるんですよ』
「はっ」
『デジャヴってやつですかね?』
「いや、それは多分…」

口寂しいんじゃねえか?ってキスしてくるもんだから何言ってるの、フレディさん本当に頭おかしいせいで何故か食べる気無くなっちゃったじゃないですか。

【時の流れが邪魔なんだ】

『可愛いこれ、インスタにアップしよ』
「あん?なんだその板みたいなもんは?」
『あースマホですよ。ほらフレディさんピース』
「うわっ、おい、やめろっ!パシャパシャすんじゃねえ!眩しい!」
『フレディさん浄化される幽霊みたい』

【君の影響だよ】
《FvsJのセリフネタバレ注意》

フレディさんは私の横で自然環境を及ぼす煙をカサカサの唇でふぅーっと吐き出す。あっ、輪っかだ。フレディさんすごいや。

『煙草って美味しいんですか?』
「いや、美味いもんじゃあねえな…お前は吸うなよ。」
『フレディさんの口はNOって言ってるけど、私の口はYESって言ってます』
「ど、何処で覚えたんだそんな下品な言葉!やめろやめろ女が口にするもんじゃない!あと煙草は絶対無しだ!」
お前の前ではもう吸わん。なんて灰皿に煙草をもみ消すと煙も煙草の入った灰皿も何もかも消え、「お前はこれがいい」って目の前には焼きたてのクッキーとホットミルクが代わりに現れた。解せぬ。


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