長編「スターフォックスゼロ for you」
□01章
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「敵の数が多い…何とかしてペパー将軍から引き離せないか?」
俺だけの頭では解決出来ない問題を、メンバーに聞いてみた。
「あれは無人機だから、将軍の生体反応に吸い寄せられてるはずだよ〜」
「だからなんだよ」
「生体反応が消せればいいんだよね〜」
流石スリッピー、やはり機械のことには詳しい。
「んなこと言ってる場合か、この緑ダルマ!」
「酷い!」
「ファルコは黙ってなよ、バカ」
「誰がバカだって!?」
「本当のことでしょ!」
ファルコとサクラの言い合いが始まる。そのままではペッピーに…
「こんな時までケンカするな!」
ほら、怒られた。
それからほんの少し、無言の時間が流れたがその沈黙を破ったのはペッピーだった。
「…待てよ…」