他校×他校

□負けず嫌い
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リョーマ…って部屋のドアを開けたけけど彼はいない。
おかしいな。彼はつい先程ここにいたのに。
なんて俺が騙されるわけないじゃないか。

__君はこたつの中にいるだろ?

そこまではいつもの事。だけど今日は顔も出ていない。
猫はこたつで丸くなるつてやつかな。

俺はゆっくりと近づきふちの方に座り足をこたつの中へ侵入させた。

『リョーマ。狸寝入りしてるのばればれなんだけどな。』

そう言ったらふくらはぎあたりを軽くつねられた。
だけどそれって“構って欲しい”の合図だよね
俺は彼の腕を素早く掴み出ておいでと声をかけた。
すると こたつから顔だけをひょいと出した。

『あんた何者?結構寝たフリ上手いつもりなんだけど』

『それを言って無視してたら騙されていたかもしれないね。あと俺のことなんて呼ぶの?』


『あーもう。またやられた。……精市』


『うん。さて、遊ぼう。構って欲しかったんでしょ?』

うるさいなんて言いながらもいつの間にかリョーマは俺の足の上に頭を乗せていた

『随分積極的じゃない。よしよし…』

『子供扱いしすぎなんじゃないの?あんたと2つしか変わらないんだけど』

『ごめんごめん。リョーマこっち向いてよ』

何?なんて言いながら俺の顔を見たリョーマに口付けをした。
柳のおかげかな。柔軟を念入りにした方がいいって言われたから。この体制でも君にキスができてしまうよ。

『精市…手貸して』

『はい。』

そしてリョーマは手にキスをした。

『これで俺のこと子供なんて見れないでしょ。』

『敬愛…か。少しは大人だね。』

『まだばかにしてるし。』

『そんなことないよ。俺も君もまだまだ子供だよ。ほら負けず嫌いなとことかさ?』

そう。俺達はものすごい負けず嫌いなんだ。何が何でも負けたくない。そんな精神は子供だと思うんだよね。

『まぁそうかもしれないね。』

『ほらリョーマ。テニスしよ。こたつから出ておいで』

『やる。』


冬だろーがテニスに燃えるのは変わらないんだよね。


柴様リクありがとうございました!
こんなので宜しいですか?

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