鳳宍短編

□依存症
1ページ/1ページ

俺のダブルスパートナーの鳳長太郎。
なんつーか、俺らは恋人同士なんだよ。
長太郎大胆だから俺すげーはずかしいんだぜ。

『宍戸さん。あの...』

深刻な顔で俺に近づいてきた奴。
部室の中のためみんなもしゃべるのをやめこちらに耳を傾けていた。

『ここに座ってみてくれませんか?』

『は?』

今なんて...
忍足に至ってはこっそりカメラを隠している

『だから俺の膝の上に...うわっぁ!!』

俺は長太郎の腕を引っ張り外へ出た
そしてしばらく歩き人が少ないとこへ来た


『どうしたの亮?』

『みんなの前で言うことじゃねぇだろ!』

『なんか以上に触りたくなったんですよ?キスはダメかなぁって思ったので膝の上にでもと思って』

『恥ずかしいんだよ...お前は』

『ならここならいいですか?』

はぁ...コイツは
俺は長太郎に近づき背伸びし襟を掴んだ。

『うわっ!ごめん亮もう言わないから離して!』

そんなこと言っている長太郎を無視し
長太郎の口二自分の口を押し当てた。

『亮?ずるいです!!』

『なんでだよ!長太郎が言い出したんだろ!?』

『あーもう可愛すぎます。お泊まりコースで行きましょうね』

『嫌だ』

『俺、亮に依存しちゃってて触れてないとおかしくなりそうなんですよ?』

長太郎は俺のことをひょいと持ち上げ自分の膝へ座らせた

『こうしているだけでも俺は幸せんです。』

『あーそうかいそうかい。あと長太郎。別にみんなの前でも亮でいいんだぜ?敬語だのタメだのややこしい。』

『そうですか?亮??』

耳元でわざと囁く長太郎に対しいつものように罵声をあげようと思ったがそんな気分にはならなかった。
長太郎の膝はとても落ち着く

『はぁ...お前って恥じらい知らないだろ』

『それくらい知ってます。特に宍戸さんがイく前に見せる表情を他人に見せたら僕まで恥ずかしくなりますね!』

元気よくいった長太郎に対し俺は空手チョップを食らわせた。

『イデデ...嫌でもそんな顔ほかの人になんか見せませんよ。
亮のそんなところ俺だけ知れてればいいから』

ホントこいつ何なんだよくそ...

『長太郎のイク顔を久々に見たくなった。お泊まりコースでいいや。』


こーゆーことを言えばやっぱ犬だ。
ぱあっと笑い


『誘ったからには覚悟ですからね!』

『あーはいはい。』

そうやっていつも俺らは過ごす日々
俺も長太郎がいないとダメかもな

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ