不二リョ短編

□教室で...
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今日こそ...。

そう心に唱え部活の朝練へと向かった。

越前に心を惹かれて2ヶ月はたっただろう。

僕はきっと彼の真っ直ぐと前を向く眼差しに魅了されていったんだろう。

そしてこの日僕は告白しようと思う。

朝が弱い彼を教室へと呼び出す。
今日僕は掃除。彼は委員会。
丁度いい日だから告白って訳じゃなくて今日がいい気がするんだよね


小さく深呼吸をし彼に声をかける

『越前。』


『ん、なんすか?』


『今日さ図書委員でしょ?終わる時に僕のクラス寄ってくれないかな』


少し驚いたような顔をしてる彼。

『まぁいいっすけど』

『待ってるよ。』

第1関門突破。何もありませんように。

僕は告白なんてしたことない。
だからまだ何時間もあとなのに物凄く心臓の動きが早いこれが恋ってやつなのかもね。


『不二ー?おーい!』

『ん?英二かごめん。少しぼーっとしてたよ。』


何でこんなにもぼーっとするんだろう。

これも緊張なのかな

とても興味深いよ

『何笑ってんのー!もう!宿題みせてー?』

『またかい?仕方ないなぁ』

早く告白してすっきりしたいな。
たとえ振られてしまったとしても...ね
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