不二リョ短編

□落ち着くところは俺の場所
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まだ付き合い始めて日が浅く
手をつないだりと恥ずかしがりながらも互いに分かり合える部分も出てきたくらいだろう。

『越前。いい加減起きないとお昼終わっちゃうよ?』

『まだここにいさせてよ』

眠そうに僕の足の上に寝っ転がりいいくらいに当たる日差しに照らされ彼は眠りにつこうとしていた
越前は僕の足が好きみたい。


『ねぇ先輩5時間目一緒にサボろ?』

『うーん。仕方ないね今日だけだからね。』


『さんきゅ先輩...やっぱ寝るのやめる』

ものすごく眠そうなのに眠らないなんてどうしたんだろ...めずらしいな。

『不二先輩がいるから寝ない』


『別に寝てもいいのに。ありがと。』

『でもここからは動かないよ?俺の特等席だから』

『そんなにこの足が好き?』

『うん。不二先輩すべてが好きかな』

『ふふ。ありがと越前。ぼくもだよ』

こんなに素直な越前を見るのはとても初めてで嬉しいな。
いつもは照れ隠ししてろくに好きなんて言わないのに。
たまにはいいねこういうの

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