用語集◇キャラクター事典

【た】 5件

【大樹ユグドラシル (たいじゅゆぐどらしる)】

はるか昔に存在していた大樹の竜。

大空ニッケイルハと大地ギンピギンピの娘。

唄によって、単子葉類の植物を操る事が出来る。

飛ぶのは苦手。

穏やかで優しい性格だが、体は虚弱。大空に護られてきた。

全ての大樹が、彼女の姿・声を捉える事が出来る。

ミルズガルズを慕っている。


【鷹の民 (たかのたみ)】

尖がり耳で、鷹に似た大きな両翼、脚に強力な鉤爪を持つ。
群れを成して空を渡り、遠くまで効く黄金の瞳がある。暗い所は苦手。
木の実や虫・小動物・小魚を主食とし(雑食)、森の木々に寄り添って暮らしている。
住処や塒は作らず、常に転々と移動している。

元は「風の民」と呼ばれていたが、近年「鷹の民」と捉え方が変わった。

彼らは、大空ニッケイルハと大地ギンピギンピの交わりによって生を受けた『白い種の仔』。

彼らの鉤爪は何にも代えがたい多用な素材として、長く人の手により狩られ続け、その存在は衰退を辿っている。

人間に次ぐ知的生命体だが、頭は悪い。

彼らは、黒い種の影響によって弱化した子等なのだと、大空は言う。
ニッケイルハとギンピギンピが見据えていた、鷹の民の本来の姿とは・・・

CRYSTAL CROSSの竜族。


【鷹の民保護施設 (たかのたみほごしせつ)】

(神都東部)

- 絶滅危惧種となった鷹の民を援助する、ボランティア団体 -

住処の森が枯れてゆく為に数が激減した鷹の民。
そんな彼らの食事や病気に対応しているのが神都を中心とする人々だ。
廃業した大きな牧畜場を借りて、市民の募金を頼りにぎりぎりで活動している。
それを良く思わない者達がたまに茶化しに来る事もあるが、看板娘ペトルーシュカがバシイと追い払ってくれる。
この活動で一部の鷹の民が盗賊業を止めたのは人間にとっても利益だった。
オウルラウルが良く遊びで通っている場所。


【大原生林 (だいげんせいりん)】

- 人を拒む森。カントラ族が守るっている古森 -

(帝都最南部)

「人間という一種族さえなければ調和は保たれたのだ」というニッケイルハの言葉を受けて、
ロマニエレギがそれを実験的に体現する為、直々に人間を拒んで護っている原生林。
ククチの森の奥の奥に存在するとされるが、正確な位置と領域は不明。
中央にはギンビギンビの亡骸である巨大な針葉樹がある(巨大な広葉樹の蔦に絞め潰され立枯れている)。
原生林とククチの森の境?では、カントラ族という大地の神を信仰している小部族が『侵入者』に眼を光らせている。
人が足を踏み入れる事が困難である故に、未確認の珍獣や新種生体が豊富であり、トレジャーハンターが挙って探し求めている場所でもあるが、原生林に足を踏み入れた者が生きて戻る事は未だない。

かつて天災が絶えず渦巻く時、帝都の姫と山神が、荒ぶる風神をこの地に封印する事で世界は安寧を取り戻したという(帝都の昔話)。


【大農場モマ (だいのうじょうもま)】

(神都北部の市都領地)

- エルムトレ大平原に堂々と広がる、市都セルカの私有地 -

段々畑、果樹園、家畜放牧場、ビニール温室…等、
食糧資源を生育する豊富な設備と、その生産を支える働き者の農業家達。
歴史こそ浅いが、大農場モマは市都セルカの調達源かつ、今や世界中の食卓を支えている存在である。
かつてこの場所は、深い森林地帯だった。
一昔前に神都と工都の間で戦争が起こった時、その森は互いの中間地点に位置した侵攻に邪魔な障害物だったので、
清流や沼は一切埋め立てられ、木は広く刈り取られて、両国に貪られる様に資源となってしまった。
その当時、市都は食糧不足に悩んでいたが、そこで目を付けたのが戦地となったこの場所であった。
市都は戦争に疲弊した神都に付け込んで、この地を神都との戦争により手に入れる。
もともと生態の豊かな肥えた土地だったので、長い年月をかけて大地の傷を耕した事で、現在の大農場へと発展したのだ。
神都からは今だに返還の声が止まないが、市都は大農場に多くの神都人を雇う事によって微妙な均衡を保っている。



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