*Cross〆NoAh*

□*prologue*
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『黒の教団…?』











今から新しい世界に行くのだとリアは言った






「ヴァチカン直属対アクマ軍事機関 、黒の教団。
世界を滅亡へと導こうとしているアクマ率いる千年伯爵と、それを阻止しようとしているエクソシスト率いる黒の教団の記録の手助けをしに行くの。
でも、黒の教団側の戦力が足りないから応援がほしいって、ブックマンから依頼があってね〜」






『ブックマン…?』





「ブックマンは私の古い友人よ。
裏歴史を記録していく一族の老人。
貴方にはそこに行ってもらってエクソシストなりつつ、ブックマンたちの記録の手助けをするのが今回の任務。
ここまでオーケー?」




『うん、おっけー』




「で、唯一アクマを破壊できる神の結晶『イノセンス』ってものがあるんだけど、それに適合させる時間がまずないのよね〜。
早急に来いって言われてるしー」




『神の、結晶…
それがないとだめなんですか?』




「まぁ、アクマは破壊できないからね
けど貴方ならサポートの方にまわれるはずだし、アクマとの戦いは極力させないようにってブックマンにも伝えてあるしね」




『それって、私足でまといなんじゃ…』




「いやいや、これはノーティティアとしての仕事でもあるの!
だから足でまといなんてそんなことないの!
だから、行ってきてね」




『リアが行った方がいいんじゃ…』




「私は別件があーるの。ね?お願い♡」




『…わ、わかりましたよぉ』




「よーし、じゃあさっさと行くよー
あのじじぃほんと時間にはうるさいのよね〜
やんなっちゃう」













ぶつぶつと文句をいいながら地面に魔法陣を描いていく







時空移転魔術の魔法陣







唯一、リアだけが描ける魔法陣
私は瞬間移動の魔法陣ぐらいまでしか描けないから頑張らなきゃって思う





「はいできたー、カレン準備はいい?」






私は魔法陣の中に入り、リアにOKとサインを出した






それをきいてリアが“ジャンプ”と小さくいうと、魔法陣が輝き出した






これが、ラグナロクへ行くための私たちの移動手段







新たな時空への移動












そして、新たな物語の始まり―
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