夢小説
□福×乱(♀)or太×乱(♀)
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「ねぇ、…ねぇってば、…福沢さん!」
ぼうっとしていた思考が急降下するかのように現実へ引き戻される。
「僕、…女の子になっちゃった。」
そう言いながらもじもじと乱歩は体をくねらせた。
(なんだ夢か。…しかし随分不健全だな。)
大方ストレスか何かを溜め込み過ぎて(主に乱歩への)変な夢でも見ているのだろう。
「あ、ちょ、寝ないで!嘘じゃないんだってばぁ!」
ねぇ本当なの、と泣き声混じりに自らの手を胸にぽすぽすと当て、事実だと証明している。
乱歩のことだ、何か詰め物でも入れて驚かそうという魂胆ではあるまいな。
どうせ冗談だろうと福沢は膨らみを帯びた胸に手を重ねた。
ふにっ
……ふにっ!?