短編集
□ザクレイバレンタイン
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レ「ええ。神父様にはないですよ」
当てられたのが少し気に入らなくて捨て腐れて言うと神父様はふっと口角をあげた
グ「それは残念だ。しかしザックも喜ぶだろうな」
レ「そうかな」
グ「ふっ、あぁ」
そう言うと神父様はテーブルに置いていた新聞紙を持ちまた静かに階段をあがっていった
洗い物が終わって粉砂糖とふるいを準備する
30分はあっという間でオーブンからゆっくり取り出すと
レ「うまくできた」
本当は少し冷やした方がいいけど仕方なく包丁で切る
ふるいで粉砂糖をかけて包装をした
レ「ザック喜んでくれるかな」
少しだけ余ったので味見をしてみると甘くて美味しかった
少し甘すぎたかと思ったけどザックは甘いものが大好きだからこれぐらいでいいかな
早速ザックを起こしに行こうとするとキャシー達が帰って来た
レ「おかえり」
ダ「レイチェル見てくれ!今日バレンタインデーだろ?だからこれレイチェルに買ってきたんだ」
レ「でもバレンタインデーって女の子から男の子にあげるものじゃ」
エ「今の時代逆チョコだよ!」
逆チョコとはなんなのか分からないけどダニー先生から小さな箱を受け取った
エ「僕からもっ」
エディからはたくさんのバラの花束を貰った
すごくいい匂い
エ「そのバラ99本あるんだ!意味は永遠の))キ「私は手作りチョコを作ったのよレイチェル」
するとキャシーは冷蔵庫から箱を取り出し...
レ「あ、その箱は」
それはさっき私が気になっていた紫の怪しい箱だった