短編集

□嫉妬
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レ「ごめんなさい...」

ザ「なんなら俺もキャシーに言うからな。あいつが気に入ってた拷問器具壊したのレイだって」

レ「だ、だめ。ザックもう約束破らないから。約束するから」

ザ「じゃあその代わり俺の相談乗ってくれるか?」

レ「相談...?」

俺はレイに胸の痛みとかモヤモヤすることを話そうとした

ザ「...あ?痛くねぇ」

レ「ザック?」

ザ「さっきまですげぇ胸が痛くて変な感じしてたんだ」

レ「!!病気かも!ダニー先生呼んでこようか?」

!!ズキッ

まただ...レイがダニーの名前出した途端痛くなりやがった

レ「待ってて、ダニー先生呼んでくるから」

レイが立ち上がる
レイがいなくなる。あいつのところにいく

ザ「行かせねぇ」

レ「きゃっ」

俺は無意識にレイの腕を引っ張って自分の方に引き寄せていた

自分でもなにしてんのかわかんねぇが、こうすると痛みが治まるんだ

レ「ザ、ザック...?」

ザ「こうすると治るんだ...だからもう少しだけ」

レイの細くて折れそうな身体を出来る限り優しく抱き締めると楽になっていく

レ「ザッ...ク」

ザ「あ?」

胸板にすっぽり収まるレイの顔を覗き込むと青く綺麗な瞳が揺らいでいた

頬も少しばかり赤い

ザ「お前熱あんじゃねぇか?」

レ「ち、違う...ザックが」

ザ「俺が?」

レ「いきなり抱き締めるから...ザック私...」
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