束の間の休息

□短編
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「名探偵!」

闇夜に浮かぶ月を背に佇む白い怪盗。
いつもは余裕たっぷりなアイツの、焦りを含んだ声。
俺はアイツの必死に俺を呼ぶ声に「あぁ、撃たれたのか」と他人事の様に納得した。腹部からは止めどなく血が溢れている。そんな状況でも俺の脳は妙に冷静で
(あぁ、此の儘死ぬのかな……)
なんて他人事のように思っていた。
「名探偵!!おい、名探偵!!しっかりしろよ!名探偵!!!!」
必死に俺を呼び続ける怪盗。
そして奴の声を聞きながら、俺は意識を手放した。


いつも通り、いつもの時間
俺は予告通り宝石を盗み出し、宝石を確認していた。

「まーた外れか……」

命の石、パンドラ。
その宝石を探す為、俺、黒羽快斗は
2代目怪盗キッドとして世間を騒がせていた。
初代怪盗キッドは俺の親父、黒羽盗一。
親父は東洋の魔術師と謳われる程の優れたマジシャンだった。
そして、世間を騒がせていた確保不能の大怪盗
‘怪盗キッド’の正体でもあった。

親父は8年前、マジックの最中、不慮の事故で亡くなってしまう。
だがそれは事故では無く、ある組織によって事故に見せかけて殺されていた。
親父の仇を取るため、俺は親父の後を引き継いだ。

2代目怪盗キッドの誕生だったー……。





十十十十十十十十十十十十十十


「おめぇは無茶し過ぎだって言ってんだ!後先考えず突っ走りやがって!!」
「後先考えずに突っ走りやがるのはテメェも同じだろう、キッド!!」
「俺はお前よりは考えてる!今回の事で俺がどれだけ心配したか分かってんのかよ!?」
「ッ、それはッ……!」
「独りで無茶ばっかすんな。もう少し俺の事頼れよ…」
「キッド……」






……って、言い合いしてる快新(快新だけど普通に友情系でもいける小説)書きたいなとか思ってた。
でも文才無いから書けない。
その前の文章すら書けない。
……文才欲しい(´・ω・`)

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