死神とトリプルフェイス

□現世実習,彼との出会い(萩原side)
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警視庁の警備部機動隊爆発物処理班へ配属されてから早くも7ヵ月とちょっとが経った。
手先が人より器用な俺と松田は同じ場所に配属された。
同期の伊達は捜査一課。
残り2人は突然警察を辞め,田舎に帰ると言い連絡が途絶えた。
それからどうしているかは分からないが,元気にしているだろうとは思う。



話が変わるが,俺と松田は爆処のWエースと呼ばれる程だった。
自分自身,この短期間でかなりの実績を出してきたと思っているし何より,エースなんて呼ばれて天狗になっていた。
俺に掛かればそこらの爆弾なんてパパっと解体できる。
・・・そんな風に思っていた。
だから防護服も着ずにあんな爆弾の前で呑気に・・・・。
完全に油断していたんだ。
そんな大事になんかならない,いつも通りに終わるって。
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