僕のヒーローアカデミア


□5
1ページ/6ページ


5-1

いよいよ始まった不穏な戦い

勝己VSお茶子ちゃん

触れさえすればお茶子ちゃんは勝てるが

勝己の反射神経は“才能マン”と言うだけあって

お茶子ちゃんの速攻を見てから反撃する

それも

勝己はあれでもクラスの皆の実力を認めてるから

まぁ出久以外だけど

だから油断もせず

女子だからと手加減もせず戦い

お茶子ちゃんの捨て身の策も

勝己の一撃で突破され

キャパオーバーによって倒れたお茶子ちゃんは戦闘不能

勝己の勝ち

緑「じゃ僕もう行くね」

『つぎは轟くんとか』

緑「うん 強いのは分かってるんだけど
  やっぱり勝ちたい」

『ついでに目ぇ覚まさせてあげなよ
 左手も君の一部なのだと』

緑「え?主人公の名前ちゃん知ってたの?」

『いろいろな所から入ってくる情報と
 轟くんの騎馬戦の後の表情からなんとなく察しただけ』

緑「それは凄いね(主人公の名前ちゃんに隠し事とか無理そう)」

『ちなみに出久の秘密も大体予想はついてるから』

ふざけてそういう事言ったら

出久は大げさに肩を震わせて

緑「なななななんのことかかかかな〜?」

といって控室に逃げて行った

分かり易い



鋭次郎と鉄哲の腕相撲は

鉄哲の金属疲労とか言って負け

勝己の相手は鋭次郎に決まり

これで2回戦目の選手が揃った



出久対轟くんの戦いは

轟くんの氷を躱すために出久の指はボロボロになっていく

個性も身体機能の一つ

勝己の言ったその言葉が

嫌に刺さる

轟くんの右側の体に降りる霜

右と左を使うことで体温を調節してるんだろう

勝己だって個性を使いすぎたら筋肉繊維がブチブチになるらしい

私は・・・・

キャパオーバーは今の所ない

ただ炎がある所や火炎系の相手には苦手意識があるし

ヘタしたら無個性と何ら変わりはない

瀬「寒っ」

爆「お前寒くないか?」

体操服の前を開けて中のビキニが見えてる状態の私にそう言うけど

私にとっては

『ちょうどいい』

しかし

その私にとって快適な温度は

轟くんの左側が燃え盛ったことで終わってしまった

その炎を見た途端に観客席の方から

燃え盛った男が声を張り上げて轟くんに声援を送った

『エンデヴァー・・・・・・』

しかし

私が状況を知っているからだろう

その声援は

やっと実験の結果が出たような喜び方で

聞きたくなかった

『私もう行くね』

上「最後まで見ないのかよ」

『うん』

会場に向かう途中で大きな爆発音がして

その後

出久が場外になり轟くんの勝ち

出久の事だ

だいぶ骨がボロボロだろうな

あんだけ無理な使い方をしたんだ

元の形に戻せるかも微妙だろうな

リカバリーガールの所によると

丁度出久が運ばれて来ていた

リ「お前さん次だろ?」

『出久と轟くんがぶっ壊したちゃったせいで
 整備の為に小休憩だよ』

ベッドの上には

痛みに顔を歪めてる出久の姿

消太の包帯を巻きつけた姿とダブル

『先に足から治療するよ
 リカバリーガールは腕からお願いしていいですか?』

リ「お前さんが腕をやっておくれ
  その方がいい」

リカバリーガールの指示に従って

出久の一番酷い右腕を治療する

途中でクラスの何人かが様子を見に来たけど

手術という事で追い出した

右腕を治療し終えたときに

丁度試合を再開する放送が鳴った

リ「あんまり無茶するんじゃないよ」

水を渡しながら言うリカバリーガールにお礼を言って

その部屋を後にして

ペットボトルの中身を飲み切り

途中の自販機横のゴミ箱に捨てて

フィールドに入る

飯「個性を使って戦わないのか?」

『君が私を本気にさせたら』

マ《未だ一度も個性を使ってない氷水気

  VS

  中堅飯田!!  レディーーーー!!》

身構える天哉に対して

私はただ立つだけ

マ《START!!》

合図とともに私に向かって来る天哉を避ける

避けることを読んでいたかのように

すぐさま蹴りを放つけど

私もそれは読んでいた

それを避け

軸足となっている足を蹴りつけた

飯「グッ」

体操服で見えないのをいいことに武装色を纏ったから

相当痛いはずだけどね

瞬時に私と距離を取った天哉は片膝を着いた

うん多分折れただろうね

『ゴメン加減間違えた』

そう言って私は片足で踏み込み

ただの蹴りを天哉の頭に向かって放ち

天哉はフィールドの壁に叩きつけられた

「早ぇ」

マ《何が起きたー!!?速すぎて見えんかったぞォ!!》

相《ただの身体能力だけで飯田を蹴り飛ばしたな》

マ《身体能力って化けもんかよ氷水気ちゃん!》

気絶する天哉は搬送ロボで送られた

ミ「飯田くん場外 勝者氷水気さん!!」

海軍にいた頃は自分はギラギラしていたような気がする

毎日訓練か海賊討伐していたわけだから

書類の仕事もしていたけど

だけど

この世界はなんだか味気ない

No1ヒーローが衰えてるのは知っているから

No2だったら私を完膚なきまでに叩き潰してくれるのかな

もう少し

戦いを楽しみたい

本気で命をかけた戦いがしたい

ボーっとしてる間にリカバリーガールの元に着き

天哉の治療をして

起こして

謝って

A組の観覧席に戻った

出久の隣に座りながら出久の治療をする

ある程度は治して貰っているけど

やっぱり疲労が関係するからか

完璧には治して貰えてなかった

右手は案の定グチャグチャだ

リカバリーガールに戒めにしろって言われたらしい

緑「ありがとう治してくれて」

『いいよ じゃあ私は行くね』

緑「見て行かないの?」

フィールドでは勝己と鋭次郎が戦っている

『常に体ガチガチにすることは不可能だ
 勝己が連続で爆破でも起こせば勝己の勝ちでしょ』

私はそれだけ言って

観覧席を後にした

















次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ