僕のヒーローアカデミア


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体育館γ

通称T トレーニングの
  D 台所
  L ランド

ん?

夢の国?

相「後期修行まで 残り十日余りの夏休みは
  個性を伸ばしつつ
  必殺技を編み出す

  すなわち圧縮訓練」

そして

1人一体のエクトプラズムがついて指導してくれることになった

のだが

簡単に出来てしまって

暇になってしまった

「他ニモ何カ考エルカ?」

『どうでしょう これ以上考え付きそうもありませんね』

「サッキ考案シタ物ヲ試シテミルカ?」

『誰に?』

探していると丁度オールマイトが来ていた

『オールマイトが適任だと思います!』

「マ待チナサイ!何カアッタラドースル!」

エクトプラズムの静止を聞かず

氷と気体を発生させる

猫の形の氷の像

『“アイスキャット 癒し猫”』

キラキラした猫がオールマイトの所にピョンピョンと跳ねて

オールマイトの手に触れ

抱き上げられた途端

氷が砕けて中の気体が霧散した

相「オールマイト!」

オ「ん?大丈夫だよ 体が軽くなったから
  治癒系の物じゃないのかな?」

さっきまでいた所から降りて

『治癒というより リラックス効果ですよ』

ポーチの中に入っていたアロマを取り出して見せる

アロマを毒ガスとか麻痺ガス

睡眠ガスに変えたらバリエーションは最高だね

『興奮状態の敵に対しては有効ですけど
 まだ必殺技的なものではないですけどね』

相「普段から必殺技みたいに使ってるじゃないか
  アクアジェットとかパルチザンとか」

『あぁあれでいいんですか?』

オ「アクアジェットは超加速だからね
  人質を一瞬で開放することも可能だよ」

ふ〜ん

あたりを見回したら勝己と目が合った

あぁいい事考えた

氷の中にガスを詰め込む

『勝己!これに向かって今の奴打てる?』

爆「打てるに決まってるだろうが!」

怒った勝己の近くに今作ったものを投げて

勝己の遠距離攻撃を当ててもらう

一気に熱せられて氷が溶け

出て来たガスに引火して爆発を起こした

『おぉ意外と強力・・・・・』

「皆ノ上空デスルンジャナイ!アブナイ!」

エクトプラズム先生に怒られた

けど

「連携技トシテハ良イト思ウゾ」

といって撫でられた

『消太!褒められた!』

相「はいはい」

だるそうに言いながら撫でてくれた

『よしこれで頑張れそう』

「単純ダナ」

『それが一番です』

元の場所に戻って

再考し始める

気体にアロマを混ぜれば全体的に分散できるから

良いとして

問題は

「取リ技モアル 攻撃技モアル
 回復技モアル 充分ジャナイノカ?」

『圧倒的な力・・・・』

んー

『とりあえず 火の近くでも戦えるようにならないとか』

「デハ轟ノ所ニ移動スルカ」

その言葉に頷いて

エクトプラズム先生がセメントス先生に声を掛けたら

ズズッと立っている場所が動き出した

そして

いつの間にか轟くんの左側に来ていた

『やっぱ熱いな』

個性の確認をしてみる

暑いけど

気体は操れる

液体は難しい

いつも以上に水が集まらないし集まってもすぐに消えてしまう

そして

4日目

「そこまでだA組!!!!」

そう言って来たのはB組のブラドキング

まだ時間まで10分あるのに

B組の物間が色々言っていたけど

気にせず

エクトプラズム先生に向かって毒ガス入りの氷を投げつけたりしていた

「ボールハ作リヤスイガ直グニ避ケラレテシマウゾ」

『じゃあ猫とか鼠・・・鳥かな』

そして時間になって

体育館を後にした

最近訓練が終わると百ちゃんの部屋にお邪魔している

毒ガスとかガスの化学式を覚えるのに必死なのだ

犯罪にも使えるから最悪だなコレ

八「酸素マスクの代わりに付けれるのなら
  それは大変便利ですわね」

それだと

マスクの中の空気が無くなってしまえば窒息状態になるから

危ないだろうな

こういう時は体を動かしておこう

外に出て

ランニングしようとしたら

出久がいることに気付いた

『まだ特訓?』

緑「主人公の名前ちゃん!うん!戦い方を変えたから」

『シュートスタイルね・・・・・・』

あぁ嫌だ

前世の黒足コックが思い浮かんだ

『足を使うとなったら腕を鍛えるのもいいと思うよ
 カポエラーとか真似てもいいし』

緑「カポエラーってあのクルクルって?」

そうだね

クルクル

『こんな感じ』

腕をついて足を回して回し蹴りをする

腕の力だけで起き上がる

緑「すごい それだと腕も鍛えて・・・」

『腕に負担を掛けたくないんだったね』

緑「あと2.3回無茶したら動かなくなるって言われちゃった」

消太に教えて貰ったから

合宿の時の大怪我を知ってるから

仕方ないことかと思えた

『天哉の蹴りもいいと思うけど
 尾白くんの戦い方も参考にしてみるといいよ』

緑「そうだね 尾白くんにも聞いてみる!」

『私でよければいつでも聞いて
 私も足技得意だから』

笑って

私はランニングより散歩をする事にしたのだが

相「あんまり一人で歩くな まだ完璧じゃないだろ」

『もう治ったよ 今はお散歩
 仕事はいいの?』

相「終わった」

私の手を取った消太

そのまま職員寮の消太の部屋に連れてこられたんだけど

どうしたんだろう?

相「主人公の名前 嫌なら引き剥がせ」

そう言った消太の顔が迫って来た

え?

気が付いた時には

消太の唇と私の唇が触れていた

相「好きだ 愛してる」

『だって家族じゃ』

相「俺はもう家族に見れない」

頬を挟まれ

間近で見た消太の眼には熱が灯っていた

男の眼

相「好きだ 愛してる」

なんども繰り返すその言葉

ホントに愛してくれているのが伝わる

だけど

『家族じゃないとしても生徒と教師だよ』

相「お前の気持ちはどうなんだ」

消太の目はギラギラしてた

断ったら消太が暴れそうな気がした

だけど

『消太』

相「答えろ」

ちゅっ

小さなリップ音と立てて消太の唇にそれを付けた

それが引き金となったのか

消太が口付けをしてくる

やっと唇が離れた時に消太の頭を抱きしめた

『ねぇ消太 私は消太ともひざしとも家族でいたい』

相「あぁ 悪い」

なにが消太を焦らせたのは分からないけど

消太は落ち着きを取り戻した

相「傍に居ろ」

私を一度離して

私の頭を抱えるようにして抱きしめた

そしてそのまま一緒に寝た

次の日

起きた時にはいつもの消太だったけど

おはようのキスをして来たのには驚いた

消太を迎えに来たひざしもおはようのキスしてきたのには

もっと驚いた

山「お前気付いてないだろうけど
  最初から俺達惚れてたんだぜ?」

今日は爆弾がよく落ちる日だ

































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