僕のヒーローアカデミア


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現在会場の遥か上空から落下中

マ《氷水気ちゃ〜ん?棄権になっちゃうよ〜》

何回も呼んだのか

マイク先生の声がする

『フィールドから離れろぉぉぉ!!』

手枷を付けられているのは後ろ

後ろ向きにダイブして手枷を破壊すればいい

自分の体は武装色で硬化すればいい

私に気付いた観客やセメントス先生が動こうとする

けどそれは私にとって邪魔でしかない

『グッ』

気圧の変動で吐きそうだ

『いいからそこを退け!!』

覇王色を出して動きを封じる

勝己もフィールドに上がる前だったから

フィールドは誰も居ない

ガンッ!!

鈍い音を立てて背中から落ちた

マ《おい今落ちて来たのは!?》

相《主人公の名前!!》

消太の焦った声が聞こえたけど

大丈夫の意味を込めて立ち上る

ハラリと髪が落ちる

それはさっきの競技までの黒色ではなく

いつもの水色の髪

「おいあれ10年前に話題になった・・・」

「10年前ってじゃああれ・・・・」

マ《イレイザーばれちまったぜ どーするよ》

相《別にどうもしないだろ》

ミ「よしじゃあ決勝戦始めましょうか」

何事もなかったかのように始める雄英教師陣

すげー

「なんでA級危険人物がここに居るんだ!!」

爆「は?A級危険人物?んだそれ」

『普通に国から危険な人物って思われてる人のことだね』

爆「んな事知ってるわ!!」

『で S・A・B・Cのランクがあって
 Sは監獄っていうか監禁生活しか許されてなくて
 Aは監視が居れば普通に生活できるランク
 だけど
 何か問題を起こせばすぐに処刑される』

その事実に生徒側の観覧席からどよめきが起こる

『だけど私はヒーローになる為にここに居る
 今だってヴィランからの勧誘蹴ってきたわけだし』

ミ「あなた捕まってたの!?」

その言葉に

着地する時に砕けた手枷を指差す

ミ「え?」

『とりあえず試合始めましょ』

「そんな人間がヒーローになれると思うな!!」

私に向けてペットボトルやら空き缶やら

とりあえずゴミっぽいモノが投げつけられる

さすがほとんどヒーローなだけあるね

結構な数が当たる

しかし

BooooooM!!

爆「てめぇら誰の許可得て主人公の名前に物投げてんだよ」

私を庇って投げられたものを爆破した勝己

『いいよ 今 物を投げた奴にヒーローを名乗る資格はない
 それにこういう対応されるのも分かっていた

 だけど

 私達の戦い 邪魔しないで』

会場すべてに向かって

弱めの気絶しない程度の覇気を向ける

ミ「始めていいのね」

『別に万全の状態じゃなくても勝己に勝てるから何も問題ない』

爆「言ってろ すぐに潰してやる」

『ミッドナイトさんコレ預かっといてください』

ミッドナイト先生に渡した黄色いゴーグル

死柄木に気絶している間にベルトの部分を壊されていた

マ《雄英一年の頂点が今ここで決まる!!

  氷水気VS爆豪

  レディ―――――――

  START!!!!》

































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