僕のヒーローアカデミア


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気が付いた時には

私はどこか古いバーに居た

『血の匂い・・・・』

「先程まで客人がいたせいで散らかっていますが
 おくつろぎください 氷水気主人公の名前」

聞き覚えのある声を

痛みの引かない頭で

何処で聞いたか考える

「やっぱり手に入れたいなぁ」

もう1人の声に

思い出した

『黒霧に死柄木弔か』

黒「覚えていらしたのですね」

『何の用だ 個性を使わせなくしてまで
 私に何の用』

私の腕には手枷

これは海楼石じゃない

じゃあ何が海楼石に・・・

右耳になれない重みを感じる

ピアスにでもしたのか?

加工が難しかったあの石をここまで小さく?

「やあ 初めまして氷水気主人公の名前さん」

何処からともなく第三者の声

『あんたがボス』

「そうさ 唐突だけど君には仲間になってもらいたくてね」

『仲間?馬鹿じゃないのか』

「A級危険人物 それが指すのはヒーローの敵だろう?」

『私はヒーローになるんだよ』

「君は私が作った最高傑作だというのにかい?」

私を作った張本人ってわけか

最悪だ

ホントに私って作られた人間だったわけか

まぁだいたいは予測してたからいいけど

だけどこの状況をどーしよーか

個性は使えないし手枷がついてるから動きも制限される

足は自由

相手は怪我をしているが

動かなくても使える個性の黒霧

厄介だ

「もう一度聞いておこう 仲間になるつもりは『ない』
 ・・・・そうか 黒霧 彼女を返しておいで
 会場で呼ばれているみたいだからね」

体育祭の最中だということを忘れていた

そして足元に開いたモヤのワープゲートに放り込まれた























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