僕のヒーローアカデミア


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《START》

そのアナウンスと同時に

私達に向かってボールが投げられる

当たる気も避けるのもだるいから

キャッチしてみた

うん

『腕が重い・・・・・』

緑「締まって行こう!」

そしてボールが固められたと思ったら

地中に向かって投げられ

響香ちゃんが地面を割って抉りだしてくれた

だけど

『ん〜なんで一人になってるんだろ私』

真堂って人が地面を揺らしたかと思ったら

地割れして

A組が分断されて

私は1人になってしまった

「雄英が1人だぜ!」

その言葉に狙われたと思ったけど

この方がやり易い

近くにA組の気配が無いのを確認済み

じゃあ

周りの人を脱落させてもいいよね

『“大氷塊”』

小さく呟き片足で地面を叩く

轟くんの発動時と同じ動きで

轟くんより数倍ある大きさの氷塊を作り出した

氷の中には周りの人達全員が氷漬けにされていた

『私に目を付けたご自分をお恨みください』

そう言って顔を上げた私の顔に見覚えがあるらしく

分かり易く顔を顰めた

凍ったままターゲットが露出してる人のターゲットに

ボールを押し当てていく

「俺ら今年で最後なのに・・・!」

『それはどうも御愁傷さまです
 私達雄英は今合格しないといけないので』

二人目のターゲットに全て当てる

《一人目通過》

そのアナウンスが聞こえて

自分に付けてるターゲットが光った

《通過者は控室へ移動してください》

ターゲットから聞こえる声に従って控室に行こうとするが

ターゲットからめっちゃ“早よ”って急かされる

こっちは自分の体重分の重り付けてるんだから

急げないっつーの

控室に入ったら

既に一人いた

士傑の夜嵐イナサ

ごついコスチューム・・・

夜「あんたが通過者一人目か?」

『だったらなに?』

重りが付いたまま動くのも疲れるから

壁側に設置された椅子に座る

夜「A級危険人物・・・」

その情報は持ってるらしいけど

私の事は詳しく知らないのか

ジロジロ見てくる

なにこの人

めんどくさいんだけど

そして次々に合格していく中

雄英の姿がまだ見えない

やっと見えたと思ったら轟くんだった

轟「早かったんだな」

『当たり前だよ 1番に通過したから』

一番だとは思ってなかったらしく

目を丸くされた

轟「・・・・・流石だな」

『ターゲットとボールはあっちで回収してるよ』

轟「分かった」

そして

100人埋まるまで雄英が集まっては皆で喋っていた

『まだ思い出せないの?』

轟「あぁ・・・」

夜嵐がたまにチラッと見て来て正直うっとうしい

100人埋まり

終了になり

脱落者の回収が行われてる間に

100人が集まった

雄英は誰一人欠けていない

勝己が出久に絡んでた

『(や〜っぱ拗れてるよねぇ〜)』

全員そろって

雄英が全員一次を通って皆よろこんでると

放送が入って

モニターにフィールドが映された

《えー100人の皆さん これご覧ください》

そして

モニターの中では

BOOM

BOOM

BOOM

BA-DOOOOOOM!!!

フィールドがどんどん爆発して

一瞬で災害現場となった

そして

《次の試験でラストになります!
 皆さんにはこれからこの被災現場で
 バイスタンダーとして救助演習を行ってもらいます》

『へ〜救助・・・・・・ね・・・』

一次が終わっても外せない重りを撫でる

『さっさと終わらせたいな』

これを見てたら

過去に引き戻されそうで嫌だ















































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