僕のヒーローアカデミア


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久しぶりに消太と仲良く家を出ると

雨が降っていた

『消太!雨!』

相「普通晴れの日に喜ぶもんだろ」

湿気を含んだ空気を肺一杯に吸う

私にとっては最高の一日だ

『ねぇ濡れて行っていい?』

相「ダメだ」

そんな会話をマンション前でしていたが

結局

『イェ〜イ!!』

雨の中大はしゃぎで暴れている

雄英の中庭で

相「たく 雨の何がいいんだか」

『いつもの猫ちゃん居ないもんねぇ』

いつもは猫がいて生徒が来る時間まで一緒に戯れてるんだけど

こういう雨の日は居ないのだ

代りと言っちゃあ何だが

私が雨の日ははっちゃける

相「おら いい加減終われ 生徒が来る」

『はーい』

屋根のある場所に戻って

服とか髪とかから水分を取り除く

相「ホント便利だなそれ」

『じゃあ消太も遊べばよかったのに』

相「そういう話じゃない」

そして別れて教室に着いた

既に何人か来ていて

来る途中にいろんな人から声を掛けられたそうだ

私?

フードで髪隠してるし

男装みたいなことしてるから

声かけられることなかった

※消太がセコムしていたから

そして

朝のHRが始まった途端に静かになった教室に

消太が入って来た

蛙「相澤先生 包帯取れたのね良かったわ」

相「主人公の名前がばあさんに言って巻いてただけだ
  2週間前にとっくに治ってた」

消太のその言葉に私に視線が向く

『なんのことかなぁ〜』

「「「「「(誤魔化し方ヘタかよでもカワイイ)」」」」」

爆「下手くそ(かよカワイイ)」

『黙れボンバーマン』

「「「「(ボンバーマン・・・・)」」」」」」」

相「今日の“ヒーロー情報学”ちょっと特別だぞ」

ヒーロー情報学は結構好きなんだよね

ヒーロー関連の法律とか

今まで知らなかったことが大量に出て来るから

相「「コードネーム」 ヒーロー名の考案だ」

「「「胸膨らむやつ来たああああ!!」」」

絶叫を上げる皆に

消太が睨みを利かしただけで

静かになった

ホント消太すごい

それからプロから職場体験の指名を受けた集計が

黒板に張り出された

相「例年もっとバラけるんだが
  3人に注目が偏った」

その3人は

勝己 轟くん 私

『轟くんと順位逆転してんじゃん勝己』

瀬「あんだけ暴言吐いたのにこれだけ指名来てる主人公の名前も
  可笑しいと思うぜ?」

範太の言葉に落ち込む

なんだろう

あれか?

マスコット的なものか?

相「これを踏まえ
  指名の有無関係なく
  いわゆる職場体験に行ってもらう」

「それでヒーロー名か!」

相「まぁ仮ではあるが、適当なもんは・・・」

「付けたら地獄を見ちゃうよ!」

いきなり開けられた扉から出て来たのは

ナイスバディなお姉様

ミッドナイト先生だ

ミ「この時の名が世に知らされ
  そのままプロ名になってる人多いからね!」

そして配られたボードに名前を書くことになったのだが

『消太はどうやって決めたの?』

相「俺はひざしが付けた奴だ」

『じゃあ私もひざしに付けてもらう』

相「アイツも今は授業中だ」

『じゃあ消太付けて』

相「俺はそう言うの無理だって言っただろう」

『じゃあMs.イレイザー』

相「やめろ」

『えー』

相「もう寝かせろ」

寝袋に潜り込んでしまった消太

もうこうなってしまえば出て来てくれないだろう

『仕方ない自分で考えるか』

消太の寝る横に座って

ボードを抱えた

ミ「席に座らないの?」

『ここが落ち着きます』

蛙「ほんと主人公の名前ちゃん 相澤先生のこと好きね」

『うん 家族だからね』





















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