僕のヒーローアカデミア


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次の日からは消太と一緒に学校に行く事になった

昨日は担任とか先生をしてることを隠したかったから

先に私を行かせたらしい

本来ならば

A級危険人物の私は一人で出歩いてはダメなんだって

別に私悪いことしてないのにね

相「あぁそうだ 今日からヒーロー基礎学だろ」

『オールマイトの授業だよね』

相「入学祝だ」

ほいっと渡された箱を開くと

昨日消太が付けていたゴーグルと同じ物だった

『お揃い!』

後ろのボタンで取り外しが出来る様で

消太に頼んでフードの上からだけど

首に下げるように着けて貰った

相「(お揃い)」

ちなみにちゃんと主人公の名前の頭のサイズに合わせて作られたものだ

そして

本格的に学校らしく授業が始まった

午前は必修科目・英語等の普通の授業

英語の授業は昨日隣に座っていた先生

プレゼント・マイク先生の授業

静かに授業してる時の声がひざしに似ている

それに

山「じゃあ次の英文を氷水気ちゃん訳して」

山「次の英文で間違っているのは?じゃあ氷水気ちゃん」

なんてめっちゃ私に当ててくる

前世でこの世界で言う英語も日本語も使うような

あべこべの世界だったから

楽勝なんだけど

なぜこうも当てられるのか不思議でならない

山「(いい加減俺だって気付いてくれよー)」

ただ気付いてほしいだけなのに

『(私マイク先生嫌いかも)』

嫌われていくヒーロー

昼は大食堂で一流の料理を安価でいただける

誘われるがまま勝己と一緒に食堂に向かおうとすると

鋭次郎と黄色い髪の男の子が合流した

「俺上鳴電気 よろしく」

『私は主人公の名前 氷水気主人公の名前だよ
 苗字呼ばれ慣れてないから名前で呼んで』

上「主人公の名前ちゃん何好きなん?」

『食べ物?』

上「そうそう」

『私クッキーが好きかな』

そういうと電気が黙った

上「(それ自分で作るか買ってくるかじゃん)」

爆「変わんねぇのな」

『勝己がくれたクッキーもう一回食べたい』

10年前の味だけど

未だにあの味が忘れられない

列に並んで自分の食べたいものを買ったら

席について食べ始めた

切「そういえばなんで男子の制服なんだ?」

『お下がりだから』

爆「買ってもらえなかったのかよ」

『無駄な出費は押さえたい』

上「主人公の名前ちゃんスカート絶対似合いそうなのにな」

切「爆豪と並ぶと不良にしか見えねぇ」

爆「んだとコラ!誰が不良だ!」

『私はただ暑いのが苦手なだけなんだけどね』

上「スカートの方が涼しいだろ」

爆「お前は変な目で見るだろうがアホ面」

電気がアホ面で鋭次郎がクソ髪

勝己のネーミングセンス悪すぎない?

てか全部悪口だし

そして午後の授業

『勝己のおかげでオールマイトの事は詳しいよ』

爆「いつの話だよ」

『でもまだ憧れてるんでしょ?』

爆「オールマイトは俺が超える」

『フフッ 頑張ってね』

しばらくしてチャイムが鳴り

皆が静かに待っていると

「わーたーしーがー!!」

オールマイトの声が聞こえる

「普通にドアから来た!!!」

勢いよく開けられたドアから

オールマイトはHAHAHAHAHA!と笑いながら入って来た

さすがNo.1ヒーロー

クラス全員の眼差しが羨望に変わった

昨日消太にオールマイトについて色々教えて貰ったけど

個性の名前は不明

本名も不明

年齢も不明

不明というか隠されてるって話だ

個性は“ブースト”とか“怪力”と言われているから

増強型の個性なのだろう

オ「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作る為
  様々な訓練を行う課目だ!!!
  早速だが今日はコレ!!戦闘訓練!!!」

前後から

爆「戦闘・・・」

緑「訓練・・・!!」

と聞こえたから

ほんとは二人仲良いだろなんて思った

オ「そしてそいつに伴って・・・こちら!」

ガコッと音がして壁が自動的に出てきた

壁の中には番号の書かれたアタッシュケース

オ「入学前に送ってもらった“個性届”と
“要望”に沿ってあつらえた・・・
コスチューム!!」

個性届・・・?

要望・・・?

クラスの皆が待ってましたと言わんばかりに立ち上がり

喜ぶ中

私は1人だけ首を傾げた

オ「着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ!」

そう言われて

各々アタッシュケースを取りに行く

『オールマイト・・・』

オ「どうかしたのかい?氷水気少女」

『私コスチュームのこと何も提出してない』

オ「ん?確かに提出してあるよ?」

提出した覚えがないのに?

爆「主人公の名前 おら着替えて来い」

私の分も取ってくれたのか

勝己がアタッシュケースを渡して来た

オ「着替えておいで」

大きな手で撫でられて仕方なく女子更衣室に向かった

そして

着替え終わった

麗「主人公の名前ちゃんも八百万さんも露出が多へん?」

八「もう少し露出が多い方が個性上よろしいのですけど」

『私は自分で考えたわけじゃないから』

上は黒いビキニ水着だけ

下は紺の短パンだけ

腰ベルトにはペットボトルや水鉄砲

警棒や保冷材が各々入ったポーチがついてる

手には革の黒い手袋

申し訳程度に首から今朝貰ったゴーグルを下げてるけど

いや

コレ見覚えがあるよ?

消太に前世でどんな格好で活動してたか聞かれて

絵にして

それをひざしに渡して

ひざしが絵を描き直してて・・・

犯人はひざしか!

本来ならばこれに海軍コートを羽織ってたんだけどなぁ

とりあえずさっきまで制服の上に着ていたパーカーを羽織った

『とりあえずはこんなもんか』

葉「私なんて手袋とブーツだけだよ!」

『透ちゃんは見えないからね』

正直前世だと傷痕とか目立ってたけど

今は何故か分からないけど

園長に鞭でうたれた傷は次の日には治っていた

違うこととすれば

海に近くないってことかな?

オ「格好から入るってのも大切なことだぜ少年少女!!
  自覚するのだ!今日から自分は・・・
  ヒーローなんだと!!
  さぁ始めようか有精卵共!!」


























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