跡部

□絡んでしまいました
1ページ/2ページ



春--

私、阪本花梨は
ここ私立氷帝学園中等部に入学した


特に行きたい学校があったわけではなかったのだが
親に品があるいい所に行ってほしいと言われ
ここに入ったのだった


入学してから1ヶ月が経つ



同じクラスの瀬戸内文香(せとうちふみか)という女の子と友達になった

文香はとても明るい性格で
なんといっても顔がすごく整った美人さんだ


私みたいな平凡な女子とは違った女の子だった



「ねえ花梨、ここの学校の生徒会長って知ってる?」


文香にそう言われ
ぞわっと鳥肌が立った


「うん、一応知ってる…」


「ん?どした?なんかあった?」


「いや、私どうもあの生徒会長が苦手でさ…」



それは入学式の事であった



「それではご入学された皆様へ
生徒会長様からのお祝いの言葉があります」


その放送があり、生徒会長が
舞台に上がると

なぜかすごい歓声があがった


「きゃーーーー跡部様ーーー」


あ、跡部様…?
なに?どゆこと?
あなた達入学してきたばっかなのに
なんでそんな生徒会長のこと知ってるの?


てか、様って…

私には疑問しかなかった


しかしその跡部様といわれる生徒会長からの挨拶が始まった時

いっきにその疑問は消えた
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ