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□Kiku's Birthday After Story
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私の誕生(記念)日の翌朝、私が目を覚ますと、アルフレッドさんとアーサーさんが私の事をのぞき込んでいました。
菊「え、と、あの、どうかされましたか?」
布団から起き上がりそう聞くと、アーサーさんが申し訳なさそうな顔で言いました。
アサ「あ…昨日は、悪かったな。倒れさせて…」
菊「気にしないでください」
アサ「それで…アメリカと相談して…」
アル「ちゃんと自分で言うんだぞ」
アーサーさんは顔を赤らめながら言いました。
アサ「き、今日1日、日本の好きにしていい…」
おや、幻聴がきこえてきました。
私も末期ですねぇ。
アサ「菊!聞こえなかったとか言うなよ!?」
菊「すみません、アーサーさん。私の耳がおかしくなりました」
アル「菊の耳はおかしくなってないんだぞ」
アサ「も、もう一回いうからな!」
アーサーさんは私の方を向いて言いました。
アサ「今日1日、菊の好きにしていい」
菊「やはり幻聴がきこえるようなので病院に行ってきます」
アサ「ちょ、ちょっと待てよ!」
アーサーさんは部屋から出ていこうとした私の服の裾を引っ張りました。
まさかそこを引っ張られると思っていた私は
アーサーさんの方に転んでしまいました。
菊「っ…アーサーさん、すみまs………」
なんということでしょう。私は転んだ拍子にアーサーさんを押し倒してしまったようです。
私がどうしようかと焦っていると、アーサーさんが私の顔を両手でガシッと掴んで言いました。
アサ「もう逃げられないからな。ちゃんと聞けよ?」
アーサーさんは一息おいて言いました。
アサ「菊、今日1日、俺の事、お前の好きなようにしていい…」
その時、私はどんな顔をしていたのでしょう。
…きっと、情けないくらいに焼けていたでしょう。
ちなみに、アルフレッドさんはいつの間にかいなくなっていました。