APH bl

□Kiku's Birthday Story(建国記念日)
2ページ/4ページ


今日は2月11日。私は家でうs…ゴホン、とある本を読んでいました。

すると、誰かが私の家のドアを壊して入ってきました。

全く、誰ですか!ドアを修理するの大変なんですよ!

アル「菊〜!Happybirthdayなんだぞ!!」

菊「…アルフレッドさん、ドアを壊さないでください。あと靴は脱いでください」

アル「Sorry、菊の家も俺の家みたくすればいいのに」

菊「考えておきます」

私はアルフレッドさんを客室にご案内しました。

アル「そうだ、菊!俺、菊にプレゼント持ってきたんだぞ!」

ジャーンという効果音とともにアルフレッドさんが出したのは、見事な蛍光黄緑色のケーキでした。

菊「…」

アル「すごいだろ!?」

そう言いながらアルフレッドさんは笑顔でそのケーキを突き出してきました。

今すぐ食べろという事でしょうか。

…上のクリームさえどければどうにかなりますかね…

しかし、そんな私の考えはこの直後、粉々に打ち砕かれます。

アル「食べやすいように切ってみたんだぞ!」

そしてアルフレッドさんから渡されたケーキには、スポンジにまで色がついていました。

私に逃げ場はありませんでした。

…覚悟は決めました。日本男児たるもの、これくらい食べられずにどうします。

それに、私にはアルフレッドさんへの愛がありますからね。

この程度の物、いくらでも…い、くら…で、も…

菊「うっ…」

アル「どうしたんだい菊?」

菊「何…でもありません…」

甘い。吐きそうなくらい甘いです。…不味くはないんですね。

やはり、愛があれば大丈夫なんですね。

私がアルフレッドさんからいただいたケーキを食べていると、アーサーさんがいらっしゃいました。

アサ「よ、よう菊。誕生日なんだってな。だ、だからその…」

ああ、やはりアーサーさんは可愛いですね…。まいえんじぇる。

アサ「べ、別におまえのためじゃないからな!!作って、余ったから…その…」

ツンデレ眉毛ktkr!!

アサ「…ツンデレ?」

菊「ゴホンッ…な、なんでもありません」

うっかり声に出してしまいました…。

菊「気にしないでください」

アサ「あ、ああ…そうだ、コレ…」

そしてアーサーさんが取り出したのは、真っ黒に焦げた物体でした。

アサ「少し、うまくいったから…」

これでうまくいった方なんですね…。

アサ「その…」

アーサーさんはチラチラと私の方を見てきます。

食べろ、という事なんでしょうね。

…大丈夫です。愛があれば大丈夫なんです!多分…。

菊「い、いただきます…」

アル「き、菊、食べない方が…」

パクッ………パタリ

アサ・アル「「菊ーー!!」」

それから、しばらく私は気絶していました。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ