うたプリbl
□シンデレラ〜逃亡〜
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舞踏会が終わり、客たちが馬車で帰っていくのを見ながら、真斗はため息をついた。
あの姫は一体誰なのだろうか。
数分後、真斗は家臣たちにある命令をした。
そして翌日、国中にあるお触れが出され、王子はある人物を探すために旅に出た。
王子は国中の家を訪ね、その人物を探した。
そして最後に嶺二たちが暮らす家を訪ねた。
真「青い目とオレンジ色の髪を持つ者を知らないか?」
嶺「え?」
真「舞踏会で会ったのだ」
嶺「レンレンも舞踏会来てたの!?」
真斗の言葉に嶺二は驚いた。
従者「貴様!王子に向かってなんと無礼な……!」
従者が嶺二に剣を向けようとすると、真斗はそれを止めた。
真「いや、構わん。…そうか、あの者はレンというのか」
蘭「アイツ、名乗んなかったのかよ」
蘭丸は呆れたようにため息をついた。
真「……で、今どこにいるんだ?」
真斗がそう聞くと、嶺二は目をそらした。
真「?」
カ「ヤツならば出ていったぞ」
真「何!?」
嶺「実は……王子様が探してるってこと知って、僕達に迷惑かけたくないからって言って出て行っちゃったんだ……(´・ω・`)」
嶺二は悲しそうにそう言った。
真「なんと…orz」
蘭「一応止めたけどな。聞かなかった」
真斗は気を取り直して、立ち上がった。
真「ふむ……。では、今どこにいるかは……」
蘭「わかるわけねーだろ。こっちが知りたいくらいだ」
真「そう…か…(´・ω・`)」
後にその時の真斗の顔はものすごく悲しそうだったと藍は言う。
嶺「ごめんね、力になれなくて……」
真「いや、気にしないでくれ」
嶺二が申し訳なさそうに言うと、真斗は少し残念そうな顔でそう言った。
そして真斗は、なんとしてもレンを探し出すと心に決めたのだった。
真斗王子はの旅は続く。