うたプリbl

□Camus's Birthday Story
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今日は1月23日。

新年で忙しい時期は終わっても、次々と仕事が来るのは全く変わらず、多忙な日々は続いていた。

カ「今日、仕事が入っていないのは俺だけ…か」

カミュは自室で、砂糖が大量に入った紅茶を飲みながら本を読んでいた。

カ「…暇だな」

そのとき、カミュの部屋のドアが思い切り開かれた。

セ「カミュ―!!」

カ「なっ、愛島!?」

セシルはカミュに飛びついた。

カ「っ…愛島!抱きつくな!」

セシルはカミュに抱きついたまま言った。

セ「カミュ、Happy birthday!」

カ「っ!?貴様、なぜそれを!」

セ「レイジ先輩に教えてもらったんデス」

セシルは抱きつくのをやめ、にっこりと笑って言った。

セ「真斗の誕生日の時、アナタは言いました。『くだらない』と。本当にそうでしたか?」

カミュは黙った。

セ「…でも、カミュ、アナタは真斗の誕生日をちゃんと祝いました」

セシルはカミュから離れ、机に置いた紙袋からガサゴソと何かを取り出した。

セ「アイ先輩が言っていました。カミュは自分の誕生日を祝ってほしいのだろう、と」

カ「そんなわけあるか!」

セシルは紙袋から取り出した何かを、カミュに渡した。

カ「…なんだこれは」

セ「ワタシからの誕生日プレゼントデス!」

カ「……は?」

確かに、よく見ればラッピングがしてあり、Happy birthdayと書かれたシールが貼られている。

セ「…受け取ってくれないのデスカ?」

セシルがしょぼーんとすると、カミュはセシルの手の上にあるプレゼントをひったくるようにとった。

カ「…もらってやらなくも…ない…///」

セ「カミュはツンデレデスネ♪」

カミュはプレゼントを床にたたきつけた。

カ「違う!!」

セ「何てことするんデスカ!」

セシルはプレゼントを拾い、もう一度カミュに渡した。

セ「だって、アイ先輩がそういってました」

カ「美風ェェエエ!!」

セ「カミュ、うるさいです!」

カ「貴様らに祝ってもらわずとも俺はっ…」
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