うたプリbl

□ある日の日常B
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ある日のことだった。

「なぁ、何か欲しいものある?」

「…突然どうしたんだ?」

「いや、その…なんとなく…」

「…そうだな…」

真斗はしばらく考えたあと、こう言った。

「俺が何を欲しがっているか、当ててみろ」

「ノーヒントで!?」

「さすがにそれじゃあわからないだろうからな。ヒントくらいは言ってやる」

「俺がかわいいと思うものだ」

「(・・)??」

「どちらかというと美しいかもしれないが」

「え、更にわからない」

「…生き物だ」

「え、動物?…犬とか?」

「どちらかというと、ウサギだな」

「ウサギ?」

「ウサギが欲しいわけではないが」

「…そんなヒントでわかるわけないだろ!」

「ふむ…」

「もっとわかりやすく言えよ」

「…天然で、隠しているつもりなんだろうが甘えたがりで、鈍感な奴だ」

「え、人間なのか?俺以外に…」

「今、手を伸ばしたら届く距離にいる」

「…え(・・?」

「もっとわかりやすく言ったほうがいいか?」

「っ!それ以上言わなくていい!言わなくていいから!」

「ようやくわかったようだな」

そう言うと真斗はレンを抱きしめ、耳元でこう言った。

「俺は…レン、お前が欲しい」

「っ///」

「耳まで赤くなっているぞ」

「う、うるさい///」

「で、俺の欲しいものをくれるのか?」

「えっ!?///」

「くれないのか?」

「///あげるも何も…俺は真斗のものだろ?」

「…そ、そうだな///」

「…で、ヤらないのか?」

「…今のは、誘ってると思っていいんだな」

「う、うん。まぁ…」

「遠慮はせんからな」

「う、うん///」

その後、二人はイチャイチャと過ごしましたトサ。

END

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