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□番外編
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*これはまだ、山崎とみょうじなまえが付き合ってる(設定)間のお話。(セクハラ注意)
読まなくても本編に支障はありません。





***

とある昼休み、山崎とクラスの男子数名が昼食後 教室の片隅で雑談している時の事。

「ザキってみょうじさんと何処まで進んだ?」

1人の男子の一言によって繰り広げられるボーイズトークである。





「………は?」
「もうヤッた訳?」
「おまっ、いい、いきなり何言い出すんだよ!」
「はぁ?別に普通じゃね?何焦ってんの?ウケる」
「え?ヤッたの?ヤッてないの?」
「DT卒業した?」
「だーーっ!うるせぇな!」
「ザキが1番うるさい。ここ教室だから声落とせ」
「その教室で変な話すんなっ」
「今までその変な話しながら学校生活送って来ただろ」
「だろ」
「だ、だからって俺とみょうじはクラスメートだろ」
「ザキおま、俺と彼女のエロ話聞いといて自分は話さねーとか寒いワ」
「俺も俺もー。初体験喋ったのに」
「俺は、まだDTだけど初ちゅうは話したな」
「いや、お前等の彼女とか元カノとか知らねぇし…。逆にみょうじはお前等も知ってるからリアルに想像しちまうだろうが!」
「何リアルに想像って。ザキとみょうじさんの?………………」
「………………」
「おいっ、想像すんなっ」
「………あ、やべ。確かにリアルだわ」
「お前等何処まで想像したんだよ」
「みょうじさんが服脱ぐ場面」
「みょうじさんがザキに押し倒されてる場面」
「みょうじさんのエロい場、」
「それ以上言ったら殺すぞ」
「いやー、友達の彼女とか寝取った気分になるわー。顔見知りだからリアルな想像っつうか妄想出来るから」
「ゲスだなお前。てか、ムカつく野郎思い出したから殴ってもいいか?」
「ごめんって」
「ちょっ、話逸れてるから!軌道修正しよう」
「そーそー。で?ヤッたの?」
「してねーよ!」
「マジか。俺とまだ仲間って事か!ザキお前良い奴」
「え?俺ら仲間と思われてなかったの?」
「うるさい。リア充爆ぜろ」
「卑屈!」

「…別に俺とみょうじは…」

「何か言ったザキ?」
「何も言ってねぇよ」
「ヤッてなくてもキスくらいはしただろ?」
「してねー」
「はっ?!お前どんだけヘタレなんだよ」
「うるせぇっ」
「みょうじさんって今まで付き合ったヤツとかいんの?」
「知らねー。そんな話しないし」
「迫られたりしないの?」
「アイツはそんな女じゃねえよ」
「へー。みょうじさんって何か大人っぽい雰囲気だから経験ありそうな感じだけど」
「なー。大人しいじゃなくて大人っぽいよなー」
「ザキがガキっぽい」
「あのなー、みょうじを変な目で見んなよ。そういうのは原だけでいいんだよ。いや、原もダメだけど」
「男なんてそんなもんだ」
「ザキもせっかく彼女出来たんだから男になって迫れ!」
「俺がレクチャーしちゃる」
「いらねぇっつうの!」
「まあまあ。取り敢えず2人っきりになったら相手の目を見つめて、こうだ」
「ちょ、俺で実践しないでよ」
「お前はみょうじさん役ね。で、顎クイでも壁ドンでもいいから攻める!ーみょうじ…ー」
「ー山崎君……ー」
「気持ち悪っ」
「ここ教室だからな」
「俺は真剣に教えてんだぞ!ザキはみょうじさんとしたくねえのか?」
「う…、いや、分かんねえよ…」
「今度みょうじさんと居る時キスしたいと思ったら、いけ!」
「よし。帰りにゴム渡しとく」
「だからいらねぇっつうの!!」


ーキーンコーンカーンコーンー



こうして、山崎とクラスの男子達とのボーイズトークは終了した。



〜完〜

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