長編

□ヒョンには敵わない(停止中)
2ページ/3ページ

なんてことだ。
さっきまで誰かに襲われるか心配していたヒョンに俺が襲われている。


「待って待ってヒョン」


すぐキスできる距離にあるその顔は
いつもの静かなリーダーじゃない。
俺に…欲情してるヒョンだ。


「責任…は、とれない」


正直に言った。
だって男同士だし、相手はヒョンだし、宿舎だし、無理に決まっている。


「…セフナ」


それでも近づいてくるヒョンがちょっと怖くなって
距離をとろうとして後ずさったら


「あっ!」


俺の膝がヒョンの股間に当たってしまった。


「ちょ、セフナ!」
「いっ今のは事故です!」


でも、更に大きくなってしまったソコから目が離せない。


「何見てるの」


ニヤリと笑われた。


なんだかヒョンが…エロくて
だんだんと俺も変な気分になってきた。


「…そこ、キツそうだなって…」


ああ、こんなこと言うはずじゃなかったのに。
俺はヒョンなんかに流されてバカなのか。


「うん…苦しい。だからセフナ…楽にして?」


そう言って俺を見下ろすその目はまるで俺を誘っているかのようだ。


「…ここ?」


わかりきった質問。
手をそこに這わせる。


「んっ…」


熱い。これが、ヒョンの…


揺さぶるようにすると目を瞑るって耐えるヒョン。


…そんな顔初めて見る。
なんか、すごく…


「やらしい、ヒョン」


俺がそう言うと


「セフナも今すっごくやらしい顔してる…」


ヒョンがそう言って笑った。











iPhoneから送信
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ