No Girls No Life

□episode 2
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欅坂46が結成された翌日、ニュースやワイドショーではその話題が数秒ずつではあったものの流されていた。

俺はそんな映像が流れるTVを横目にしながら朝方、身支度を済ませていた。

見るか見ないかと言われればもちろん見ていたいものではあるものの、昨日の顔合わせや記者会見、そして帰ってきてからの書類整理やメンバー表を見ながら顔と名前を一致させる作業とで自分なりに頭をフル回転させていた俺はそれを横目にしながら過ごす他無かった。


もちろんメンバーの中には様々な子達がいた。
簡単に言えば明るい子や暗めな子、もっと踏み込んで言うと挨拶が既にハキハキとしている子や話すことに慣れていない子。当たり前なのだが。

乃木坂の時もそうだった。
俺が入った当初の西野なんかは間違いなく後者だ。今でもそうだが。
だから一概に"こうだから売れる"とか"こうじゃなきゃやっていけない"何てことはないと思う。それは俺のマネージャー運が良かっただけなのかもしれないけど、個々に才能はある。誰にでもチャンスはある。そう思っている。









『やっべ。急がなきゃ。』










欅坂46合同マネージャーとして彼女たちと実質2日目の仕事がこれから始まろうとしている。
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