Smash Brother's
□キノコ
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あの有名な兄弟、マリオブラザーズ。
それが目の前にいるとすればやることなんて決まってる。
「キノコ!キノコください!キノコ!あ、マリオさんのじゃなくてスーパーなキノコのほうね」
やっぱりさ、みんな大きくなってみたいよね。ヒアウィゴーとか言ってみたいよね。
「…」
「ああ、ごめんね今は持っていないみたいだよ。」
何てことだ。マリオといえばキノコ。キノコといえば黒柳徹子だというのに。常備してよ。
「じゃあノコノコの甲羅ください。」
「…」
「それも持っていないって。」
「うん、ねえマリオさん。なんで喋らないのかな?いつもみたいにはっはーとかマンマミーアとか言ってよ!面白くないじゃん!」
「…イッツミー!マーリオー!」
「知っとるわ!お前がマリオってことぐらいな!」
「ごめんね。兄さんはちょっとだけ無口なんだ。」
「嘘つけ!前に話してたのみたぞ!たぶん一話目くらいで!」
「あ、そろそろ次の試合が始まる!バイバイ名無しさんちゃん!」
「…」
「…なにこの敗北感…」