book


□続・学校生活の教え2
3ページ/6ページ







『チャニョル君!!』
『おおおお〜まじで来た!』
『ここ座ってー』
『待ってたよ〜』



騒がしく盛り上がる中
大歓迎を受ける


『チャニョル君何飲むー?』
『あんたやめなさいよ、気に入られようとしてんのバレバレなんだけど』
『うるさいなほっといてよ』
『チャニョラ 一気にモテ男だなwww』
『ほら、チャニョル君が困ってんじゃん』
『あ、いや、お構いなく…』
『あははw お構いなくだってぇ!可愛い〜』
『wwwwww』




隣でベッキョンが爆笑する
……楽しそうね




俺なんかさっきのギョンスヤの
嬉しそうな顔が忘れられなくて

誰だかわからない相手にヤキモチ妬いてんのに………



とはいえ



チヤホヤされるのは素直に嬉しい




『チャニョル君最近何かあったの?』
『え?』
『ちゃんと学校来るようになったし、なんか表情が柔らかくなったからさ』
『そ、そう?』
『そうだよ〜前は話しかけるなオーラがバシバシだったよ』




そんなの出してた覚えもないんだけどな



周りからはそう見えてたんだ



でもそれって
やっぱりギョンスヤと出会ったから、だよな


ギョンスヤの存在で
すごく学校が楽しくなったから____


………ギョンスヤ何してるかな



隣にギョンスヤが居ればいいのに



……………














『あれ!会長…?』
『あ、チャニョル君!偶然だね』




部屋を出てドリンクバーへ行くと
まさかの会長が2人分のコップにコーラをついでるところだった



『あれ?ギョンスヤと一緒?』
『いえ、今日はクラスの奴らと……会長は?』
『僕はジョンイナと。ギョンスヤと居ないの珍しいね』
『あ、…そうですよね、今日はじめてクラスの方に参加して…』



会長はにこやかに俺の話を聞き相槌を打った



『会長、今日生徒会室の前に女の子来てましたけど』
『?』
『誰だか知ってます?』
『どんな子?』
『黒髪でストレートでちょっと背は低めで…
その子、試験前にもギョンスヤの家の前にいたんです!』
『……』
『知りませんか?』



会長と同じ3年だし
もしかしたら知ってるかも、と聞いてみた


会話が続かなくて困ったのもあり
軽い気持ちで聞いたけど
会長の答えに
俺は言葉を失った




『それ、多分ギョンスヤの元カノだよ』





………………………え



元カノ?




会長の言葉がリフレインする



元カノ



元カノ



もとかの



モトカノ?





元カノ?っていつの?




『去年だけど、半年くらい続いてたかな〜?』




去年って俺らが1年
相手は2年?



なんで?聞いてないよ俺
ギョンスヤひと言もそんな……



『最近連絡が増えたって言ってたけど、
まさか家まで行ってるなんて知らなかったよ』




連絡が増えた……………?




なんでまた





いや待てよ
試験前のあの時の電話とメールは
もしかしてあの子から……?




それに


もしかして




今日の嬉しそうな顔は
あの子と会うから……だったりして?





まさか…………嘘だろ……!





次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ