book


□続・学校生活の教え2
1ページ/6ページ








❮……ンッ、ア…ッ……ッ❯




静かな部屋に響く
いかがわしい声



今日はギョンスヤの家で
エロ動画鑑賞会が開かれていた




画面ではまさに俺らと同じ高校生のゲイカッブルが
前戯を終わらせ、これから挿入しようというところだ


俺もギョンスヤもパソコンに釘付けだ


こんな動画を見ていて
隣にいる恋人を意識しないわけがない


ギョンスヤの指が俺の指に絡む



……!




『…チャニョラ勃ってる』




スボンの上から
確認するように ギョンスヤの手が触れる





そ、そりゃ勃つだろ…………!




『あ、ちょ、やめてギョンスヤ、』
『…なんで?』
『なっ、なんでって………んンッ』




こぼれ落ちそうな位の大きな目で
上目遣いを屈指て俺を覗き込む




あぁ、も、反則だろそれ……!



『は…ぁ…、』
『ふふ、硬くなった』




緩く撫でられるだけで 反応を示す俺



『ん…っ、する…?』
『そのつもりで呼んだんだけど?』
『……だ、よな』
『チャニョラ、リベンジ』



ギョンスヤの分厚い唇が
頬に触れて
俺は流れに身を任す



あの初めての日以来
なんの進展もなかった俺らだけど



やっと今2回目が始まろうとしていた_________




ギョンスヤはベッドに俺を押し倒すと
上から跨り
妖艶な空気を纏ってキスをする



耳には挿れられて喘いでる動画の声



シャツのボタンを中途半端に外すと
厭らしく腰を動かし始める




『…ア、、ちょ、ンンッ』



ギョンスヤの硬いソレが
俺のに擦られる


それに加えてギョンスヤが俺を見下し
妖しく微笑んだりなんかするから

全身の血が勢いよく巡り
身体が熱くなる



『ギョンス、、や、』



♬*.+゜♬*.+゜



『!?』


突然ギョンスヤの通知がなる



『……………』



静止し、通知が収まるのを確認してから
また腰の動きを再開______




すると



〜.•*¨*•.¸¸♬〜.•*¨*•.¸¸♬




この今の雰囲気と不似合いな
陽気なメロディーが流れる



今度は電話らしかった



『………で、んわ?』
『はぁ、チャニョラごめん』



不機嫌そうな表情で
俺のもとを離れ
スマホを取りに向かうギョンス


起き上がってその様子を目で追う



画面を確認したギョンスの顔が一瞬曇り、
電話には出なかった


マナーモードに設定した後
ポイッとスクールバッグに投げ入れた



『出なくてよかったの?』
『うん、知らない人』
『そっか』





んーーー完全に萎えてしまった…………


さっきまで元気に盛ってた俺達の息子は
すっかりしょぼくれていた



ギョンスヤはパソコンの動画を閉じ、
ベッドヘ寝ころんだ



………ですよね、 また再開できるような空気じゃないもんね




2回目
おあずけか…………

















ガチャっ




『うわっ!?』




ギョンスヤの家の玄関を出ると
目の前に女子高生が立っていた



『!?』



制服で俺らと同じ高校な事がすぐわかった



驚いて何も言えないでいるうちに
その女子は一礼して逃げるように走っていってしまう




……………………?




『うわって何?どーした?』


少し遅れて玄関に来たギョンスヤが問う



『な、なんかドア開けたら女の子がいて』
『は?』
『逃げてった』
『………なにそれ』
『うちの高校の子だよ見たことなかったから学年違うかも…』
『…………』
『知り合い?』
『いや』
『ふーん、、ギョンスヤに告白でもしに来たのかな?♪
モテんねーギョンスヤってば♡』
『』





冗談めかしく言ったのに
ギョンスヤの反応は薄く
いつものようにそっけなくメットを渡されるのだった






次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ