庭球

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陽菜ちゃんと鳳君の異様な光景を見た後片付けは終わり1度部屋に戻りお風呂に向かった。



ちょっとやることがあると言う陽菜ちゃんを置いて四人でお風呂に向かう。



「やることって何だろうね?」



「ふん、知らないわよ。」



ありすはブンちゃんが陽菜ちゃんの所に行っていたのが気にくわないのかご機嫌斜めな様子……。


確かにブンちゃん、陽菜ちゃん大好きオーラ出てたしなあ。



立海大好きありすから見たら嫌な光景をみた感じだろうし。










「あ、向日君」



「確か立海の……神埼?」



お風呂上がり、ジュースでも買おうかと自販機に向かったら氷帝の向日君とばったり出会った。



聞けば彼もお風呂上がりでレクリエーション前に飲み物を買いに来たらしい。



「向日君は何やるか聞いてる?」


「まあ、跡部だしなー結構庶民派見たいな遊びとか?」



「よく分かんないけど……枕投げとかだったりして」



「うっわ、有り得るわ」



向日君と談笑していたらいつの間にかレクリエーションの時間が迫っていた為部屋にいると言う忍足君を呼びに向日君と部屋に行く。


氷帝って陽菜ちゃん好きな人ばっかりだと思ったけど結構話しやすいし、面白い人いるんだなー何て考えつつ。



「侑士ーもう時間……」



向日君が忍足君と同部屋の扉をまあ、ノックもせずに開け放ち声をかける。


私もチラッと中を見るとあからさまに体が硬直するのが分かる。



中にいたのはベッドに座る忍足君だけでなく、忍足君の膝の上に股がりキスをする……陽菜ちゃんがいたのだから。



「なんや、岳人、ノック位せえや」



「自分の部屋にノック何かするかよ……お前ら跡部に見つかったら怒られるからな?」



「向日先輩で良かったです……?後ろにいるのって……」



何故か向日君は何事もないかのように二人と会話している。


え、驚かないの?



そんなことを思っていたら二人から視線が来てるのが分かり慌て二人から視線を反らした。



「もう、レクリエーション始まるから早く来いよ」



「しゃあないわ……直ぐ行くから先行っとき」



行くぞ、と向日君が戸を閉め言うため慌て着いていく。



「あの二人って付き合ってたんだ……陽菜ちゃん付き合ってる人いないって言ってたのに……」



「は?侑士と陽菜は付き合ってないぞ?」



「へ!?だってあんな体制でキスを……」



「あれ、あー言って良いのかな……」



つ……付き合ってない!?



キスしてて?



だって事故ではないだろうし両者嫌がってる様子もなかった。



え、意味わかんない……。



「陽菜は結構テニス部の奴等とキス何てしてるぜ?俺はしないけどな」



「それって……」



「まあ、ウチでは普通だし。あ、でも跡部に言うなよ?跡部合宿であんなことしてたの知られたら俺まで怒られるしな。」



あっけらかんと笑う向日君に呆然と頷く事しか出来ない。



氷帝テニス部は陽菜ちゃんと遊んでるってこと……?




なにそれ……意味、わかんない……。




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