ポケモン

□ポケモン コジムサ☆
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『やな感じー!!!!』

ピカチュウを狙ってうまくいったところでまたジャリボーイに吹き飛ばされた。

『大丈夫か〜ムサシ〜〜〜?』

『全くもう、ここどこなのよ!!』

ムサシが俺を下敷きにして叫んだ。

『その前に、どいてくれぇ!!』

『あっ、ごめん、ちょっと待って』

ムサシが降りてようやく起き上がる。

『あれ?ニャースは?』

『そういえば…いないわね…』

俺たちはニャースを探しに立ち上がった。

『行くぞ〜〜〜ムサシ!』

『わかってるわよ、…いっ、た…』

『どうした?』

『なんか足捻ったみたい…』

『立てるか?ちょっと、冷やした方がいいな…』

コジロウはムサシを木の根に座らせて手当てをしていた。

『これでよし!』

と、ムサシを見上げると思った以上に顔が近くて一気に顔が赤くなった。

『わ、わりぃ、』

そう言って顔を離すとムサシが両手を伸ばして抱きついてきた。

『うわっ、ちょっ、ムサシ!?』

『何で、すぐ離れちゃうのよ、もう、』

『いや、だって、…』

『ほんとにヘタレなんだから…』

そう言うとムサシの唇が俺の唇に触れた。

あぁ、ほんと…俺って、ヘタレ…でも、これは先に言っておきたい。

『ムサシ…好きだ…』

『そんなの、…知ってるわよ!』

強気なムサシが真っ赤な顔して微笑んだ。

あぁ、可愛いな〜なんて思った。

もっと深く味わいたくて手を伸ばそうとしたら…

『ニャーをほったらかしにして何してるのニャ!!』

『ニャ、ニャース!?』

俺は伸ばした手を後ろに隠して苦笑い。

ムサシは恥ずかしいのか、赤い顔のままニャースにどこ行ってたのよ!!なんて叫んでる。

今日はいい感じ…だな。

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