ワンピース

□酒屋でゾロたし
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食料調達の為に小さな島に寄った麦わらの一味。

『海軍だぁ〜!!』

ウソップの言葉で散り散りに逃げた!

『おい、マリモ!てめぇは1人で行くんじゃねぇー!!』

サンジがゾロに叫んだ。

『あぁ?うるせぇー!そんな事より早く行きやがれ!』

ゾロは1人で海軍を撒いて逃げた。

近くの飲み屋に入り酒を煽っているとスッと刀をゾロに突きつけたしぎが現れた。

誰が来たかとっくにわかっていたがあえて知らないふりをしていたゾロにたしぎが怪訝な顔をした。

『逃げないんですか?』

『なんだ?捕まえに来たのか?』

『それ以外、何があるって言うんですか!?』

『さあな、それより座れよ…』そう呟くと酒を飲み干したしぎの腕を取り座らせた。

『ちょ、私は海軍です!海賊と馴れ合うわけにはいきません!』

『うるせぇなぁーこんな暑い時にキャンキャン吠えるなよ、』

そう言って店のオヤジに酒を注文する。

真夏の島は夕方になってもムシムシと暑い。

『今日は花火が上がるらしいぜ?』

『えっ?ロロノア?暑くて脳みそ溶けたんですか?』

『俺が花火の話ししたらそんなおかしいかよ?』

『はい、…似合いませんね、』

クスクスと笑うたしぎにゾロもニヤリと笑った。

暑いこの季節にしか味わえない…

たまには花火を見て笑い合うのもいい。

明日になればまた追われる身、今だけはコイツの笑顔を見ていたい。

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